長年に渡ってギターと付き合ってきた経験から、ついにギターレッスンを始めました。
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mikke版はこちらから。
というわけで、ギターの上達法…というか、楽しみ方を人生にからめて書いていきたいと思う。
10月に入ったね。
10月は俺が一番好きな季節だ。
妻と長男の誕生日があるし、結婚記念日もあるし。
通勤の音楽も秋仕様にして、すがすがしい。
おっと、ギターの話をしよう。
今日話したいのは
「物理的に弾けない」部分は潔く諦めろ!
というお話。
いきなりなんだよと思った?
ギターを弾いていると、
こりゃどうやっても弾けないな
ということがある。
テクニックがどうこうっていう話ではなくて、
物理的に弾けない
っていう話。
例えば、分かりやすい話で言うと、コード。
コードって本当に沢山あって、中には
それどうやって押さえてんの?
みたいなコードがあったりする。
すんごい手をカバっと開いて、指を伸ばして‥みたいに押さえるコード。
要するに
俺の手の大きさ、指の長さでは、押さえられまへん
っていう。
俺のギターヒーローの一人、アベフトシ。
ミッシェル・ガン・エレファントのギタリストのアベは、とにかく手がデカい。
だから、ギターの弾き方もその手のデカさを活かした弾き方だったりする。
アベはギターの1・2弦を弾くフレーズの時、人差し指と薬指・小指でこれを弾くのと同時に、ネックをグッと握り込んで、親指で4弦を押さえて同時に弾いていたりする。(分かりづらくてすまん)
こんなこと、俺にはできまへん!
他にも、アベのギターで特徴的なあのカッティングの音は、結構アベの手のデカさを活かした押弦によるものだったりする。
俺がミッシェルをコピーしまくっていた時、ある日この事実にブチ当たった。
こりゃ俺にはできないぞ‥。
こんな風に弾けないよ‥。
だって俺そんなに手がデカくないもん‥。
ショックでしたよ。
その瞬間に、強制的にアベフトシのギターを完全マスターすることを終了にされた気分‥。
曲をどんなに沢山弾こうが、「物理的に弾けない」から、その曲のギターを完全マスターできないっていう事実が突きつけられたわけよ。
ギタリストは人間で、人間は一人一人体のつくりが違うから、
物理的に、あるギタリストには弾けるけど、あるギタリストには弾けない
ということが当然ある。
重要なのはここから。
この物理的な問題にブチ当たった時、そこからどうするか?だ。
俺はここに、
ギターが上達するか、そこでやめるか
の鍵があるように思う。
こういう場合、俺はね
潔く「弾けない」と諦めて、次に進んだ方がよい
と思っているのよ。
「物理的に弾けない」ってことは、もうどうあがいたって弾けないの。
だって指は急に伸びないし、手だって急にデカくなったりしないもん。
そんな「絶対にできない部分」にいつまでも固執してどーすんのよ?
「物理的に弾けない」ことをいつまでも認めずに、弾けないギターを追い続けて楽しいかい?
それだったら、潔く諦めて次の曲に進んだ方がいい。
その方が楽しい。
もしくは、もうそれを諦めて、自分なりのやり方で曲を楽しんだ方がいい。
その方が楽しい。
ギターには「必ずこう弾きましょう」って決まりは無いんだから、それぞれのやり方で楽しく弾ければオッケーなんだな。
「物理的に弾けない」部分にフォーカスする必要は無いのよ。
そういう部分は、諦めてもまったく問題無いのだ!
先述した俺の場合。
アベの押さえ方ができないとショックを受けてから、俺はそのことについては諦めた。
だけど、アベのギターのニュアンスを再現しようと自分なりの方法でギターを弾いてきた。
このおかげで、アベのギターのニュアンス・特にカッティングの音はかなり近いものが出せるようになった。
俺はこれで大満足し、ギターを引き続けた。
それからも「物理的に弾けない」という問題にブチ当たる度、それを諦めることで先に進み、自分のギタースキルを上達させてきた。
だから、諦めるということは、決して後ろ向きな意味だけではなく、前向きな意味もあると思うんだ。
この「物理的に弾けない」という問題は、ギターを弾いていれば必ず直面する。
そしてそれはどうあがいても解決できない。
とても残酷なことだと思う。
言わば、強制的に「自分の限界」を突き付けられることだから。
でもね、俺はギターってそこからだと思ってて。
自分の限界を知った上で先に進むか、いつまでもその限界を嘆き続けるか。(これは「物理的に弾けない」って場合に限らないんだけど)
それによって、この先もギターを引き続けられるか、楽しめるかが、決まってくると思う。
ギターは弾く人の手の大きさ・指の長さにその技術がある程度委ねられる部分は確かにある。
それは間違いない。
でも、俺にしてみれば
だから何?
だ。
ハッキリ言ってそんなの関係ない。
カッコイイギターの要件に、手の大きさなんか関係ないから。
だからそういう「物理的な不可能」にいつまでもフォーカスし続けるのは時間の無駄だ。
潔く諦めよう。
保証する。
諦めることで、ギターは上達する。
次のステージに進める。
だから、「物理的に弾けない」ことは潔く諦めよう。
人生と同じだね!
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