チャットルームを閉じて、天井を見上げた。魂の地図、ソクジン兄さん、記憶、助け。俺は兄さんに聞けばいいことをどうして俺たちだけで話しているのかと言ったが、その答えを知らずにそう言ったのではなかった。
時期は少しずつ違うだろうが、誰もが感じていたはずだ。ソクジン兄さんは変だった。高校の時は一緒につるんでいたが、兄さんとの特別な記憶はなかった。
退学になった後は、会ったこともないし、思い出したこともなかった。
それなのに気になった。
すごく長い時間一緒にいた、すごくたくさんの試練を乗り越えた、そんな人のような気がした。
ソクジン兄さんだけではなかった。
他の皆にも同じことを感じた。
雨が降っている上に気温も高く、そこらじゅうじめじめして蒸し暑かった。
作業室の扇風機の風量を調節しようと体を起こすと、体中が痛かった。
数日前に家を出た。
それからは酒とタバコ、彷徨と死にたい気持ち、あ、そういえば皆もいた。
彼らに出会って一緒に経験したとるに足らない出来事は、俺の魂の地図にどのような姿で描かれるだろうかと考えた。
もしかしたら今がもう一つの曲がり角かもしれないという気もした。そして、これからの地図は俺が生きていく姿、俺の選択と決定が描かれていくはずだ。
ソファに横になって目を閉じた。音楽はいまだに手もつけていない状態だった。
眠気がやってきた。
smeraldobook✎𓂃の投稿動画を楽しみましょう!#TikTok https://vt.tiktok.com/ZSdfWL8xh/