焦燥      風の中で微笑んでみた

あの空の下で    一体何があるのか
小さな僕には    わからないものだ

一人一人が   自分の形を語ることは難しい

だから君は   夢を語るのかもしれない
朝ぼらけの    
まだ  大人という答えなんて知りはしない今
歩を進めてみたんだ

静けさに   どこか似てると感じて
世界観の狭さに気づいたんだ
僕の人生は    好きなことも嫌いなことも

人間の    僕ら人間の手によって破壊される
あの空や夢や
そして     街など    
タバコの破片が落ちていた
どんな歌よりも       色褪せていたんだ

雨の中      4時30分
どんなに辛いだろう     君のか細い声

だけど       雨空が言った

「死んでゆくのも     また人生のうちにあり
        生きているから    人生を語れる」と

誰も知らない世界がある

それが     僕だけの4時30分………………