初期衝動、一発録音
そんな我らがモノクロックスが世界にぶつける1stアルバム「WONDERFUL MONSTERS」が17年1月より発売開始になりました!

このアルバムを語るには、まずは結成までの空白の時間が重要なテーマになってきます。

11年初頭に加藤、サルマンが所属していた前バンドTHE MARBLE SQUAREがいろいろあり解体。その後はそれぞれ別バンドで活動。加藤は音楽活動をほぼ完全に辞めてしまい、曲作りはおろかギターすらろくに弾きもしない状態で約3年間日常生活にすべてを注いでいたが、ソロでの音源発表を機に数年ぶりにソロ弾き語りをすることになる。それを見ていたドラム藤井からのラブコールにより勢いでバンド結成の話が持ち上がる。サルマンを召集し15年9月に結成、スタジオで曲作りを開始。

曲順は加藤がバンドにデモを持っていった順番そのまま!時期的には15年8月~12月の間に書き上げたもの。

録音は大間々スローハンドスタジオにて、ベースのサルマンが楽器類の録音。加藤が自分でボーカル録音をするというシンプルなDIYスタイルで製作。マスタリングはマーブルの「響け!Psychokiller Orchestra」も担当してくれたMoonbow Music Studioの佐藤氏に依頼。

一度は音楽に向かうモチベーションを完全に喪失した空白期間から、また一からやっていくぞ!というメンタリティーの変化、再生していく過程を綴ったそんな熱い想いが詰まった生々しくも聴きやすいポップな1枚に仕上がっています。

【曲解説】

①不死鳥

"諦めたのか 寡黙な不死鳥
期待されないならば生死を賭け"

"飾り立て 毒を抜き 皆同じ嗜好に沿って
血に飢えたメロディが時を越え、呻きだす"

バンドを結成すると決めて、このメンバーで組むならこういう感じの音楽性かな?となんとなく想像しながら作曲したシンプルな8ビート曲。もともとサビだけバラード用にストックしてあったものを思いきり切れ味良くアレンジ。シンプルに見せつつ複雑に絡み合うギターとベースのコード感が肝。ライブでも1曲目に登場することの多い定番曲になっています。実は加藤としてはこの手の曲は今まで作ったことのない曲調でかなりの異色作でもあります。いきなり異色作でかます1stアルバム。歌詞は群れからはぐれて地面に堕ちた飛べない鳥の再生をイメージしています。

②We're Snowflake

"僕らはスノーフレイク
夜に染み込む
魔法にかかる
儚きスノーフレイク"

"あなただけに注ぐ光があるように
意外な場所で愛が来る"

前曲と歌詞的にある意味メドレー的につながっている不協和音・転調を繰り返すオルタナティブロック曲。楽器はオーバーダブを一切排していますが、深みのある濁った霙のようなコード感を目指しました。現状はこんな状態、雪みたいに降っては消えちまいそうだけどもまたやってみるか、といったようなちょっとやさぐれてる歌です。

③Forever Youth

"夢の終わりを思い描いて
儚く散れども未だ覚めやらぬ胸
風は去り行き血潮は憂いた
追い越された魂の死に、餞を"

"夢のない夢を漂っていくだけ"

3曲目にしてどえらくスローでスッカスカな曲ですが、アルバム前半のキーになる曲。夏祭りの終わりと夢の終わりを重ね合わせて町をさ迷う男の"限りなく透明に近いブルース"ナンバーです。この曲も展開がおかしくて、最後のギターソロ部分が実はメインのような扱いです。ライブではかなりの爆音になりますので耳栓必須でお楽しみください。すご~く簡単に言うと、井上陽水の「少年時代」のノスタルジックなあの感じを爆音シューゲイザーにしたような感じですかね(まぁ、全然違うと思いますが...)そんな曲!

④スライド&スライド

"FLY RED ROOSTER
僕らのソウル燃やす生命体!"

アルバムリード曲。とてもわかりやすいし個人的にも大好きな曲。もともとアコギで作曲したカントリー風味な曲だったものをオルタナティブロックにアレンジ。アームを使ったぐにゃぐにゃなギターサウンドとわけわからない歌詞が楽しい1曲です。これが一番好きだと言われると個人的にそれはちょっと違うんじゃないかと若干くやしかったりもするんですが... とにかく歌詞とか意味とか全部すっ飛ばして熱い曲が書けたんじゃないかと思います!ライブでやってて最高に楽しいナンバー!一緒に歌って踊ってください!

⑤BABY BLUES

"ごまかしきれない痛みが好きだ
君の隠しきれぬ声を
無菌室の豚どもに投げつけて
夜は美しく鳴る"

レッチリを下敷きにしたようなギターから始まるミディアムオルタナティブソウルポップ(!?)ナンバー。結構歌詞が毒々しい感じです。これはソロで発表した「Jealousy Love」というおふざけ曲をプログレ風にアレンジしている過程で思い付いた曲(EUREXというプログレバンドを一時期聴いていた関係で)。サルマンはこれを演奏しているとTHE MARBLE SQUAREの「Be My Daydream」(「骨組み世界図」収録)を思い出すそうな!

⑥PSYCHOTHERAPY

"抗うことさえ忘れた
悪魔の子は気付かず游ぐ
静寂の海原
これは脳内が見せた魔物か?"

ニューウェイブにスパニッシュなコードを付けたオルタナ。The Policeをイメージして作りました。歌詞はとある"悪魔くん"について。

⑦使い捨てロボット

"使い捨てロボット
退屈しのぎにお前と何を歌おうか?"

ベースサルマンをフューチャーした曲。

⑧GRAVE IN HER GARDEN

"光など届かぬ世界で
私からあなたへ歌は聴こえていますか"

加藤が18歳の頃に書き下ろした原曲を大胆なプログレパートを挟んで再構築。ドラムの藤井の手数の多い迫力のプレイを中間部でフューチャーした一曲。なんだかビジュアル系みたいな耽美感もありつつ、ニール・ヤングの枯れたギター感を狙っています。意味ありげな歌詞は雰囲気だけの完全フィクションかつ、ノーミーニングです。

⑨モノクロトカゲ

"生き急げど鼓動は高鳴るだけ
隠しきれぬ想いがそっと導いていく"

"もういいかい?まだダメなのかい?
約立たずはもう嫌"

ここでもう一曲エイトビートを!のリクエストをいただき即興的に書き上げた曲。ベタベタなギターリフが疾走するライブでも盛り上がる一曲。イエモンも意識したが、音的にはダイナソーjr.っぽいラフで荒れた仕上がりが気に入っています。

⑩未完成な星空

"あなただけが描ける
光の歪さを想った
魔法はとけてしまったよ
未完成な星空に願いを"

加藤がオーストリア旅行した際、最終日の朝にケアンズで旅の走馬灯のように書き上げた曲。雄大な自然を思わせるメロディに表現的にはソフトなもののどことなく死別・破滅を匂わせる不穏な歌詞が絡まるバラードに仕上がっています。

⑪荊の冠

"流れる血はそのままにして
輝いていいんだよ"

"荊の冠はやがて深く傷だけを遺して
散らした桜の雨の中
美しさに花、開く"

約7年前、マーブル後期時代に原曲があったものをすべて再構築。ゴツゴツしたオルタナティブ・ファンクナンバー。ラップまで飛び出す異色な曲ですが、サビは爆発的にポップに盛り上がります。一発録音ゆえ、多少クオリティ面で粗い仕上がりにはなりましたが、それも含めての「荊の冠」かなと。音源が完成形ではなく、ライブで演奏を重ね今後成長していきそうな曲です。




というわけで、長々と書いてきましたが、お読みいただいた皆様ありがとうございます!!

ネットでの配信は予定していません。ぜひ盤をゲットしていただければ!幸いでございます。

普通のポップバンドにはない毒気をスパイスにした癖になる一枚に仕上がっております。

群馬近郊の一部店舗で販売していますが、都内の東京未来音楽様で通信販売も可能になりました!!

♪こちらです♪
http://www.future-music.co.jp/

聴いた感想など、いただけると嬉しいです

要チェキ!!