とかげ脳とボブ・ディラン
こんにちは、ミサコ・ローリツェンです。
大変ごぶさたしています。お仕事が忙しく、このごろ、なかなかブログにたどり着くことができません。とほほ・・・。
しかし、今日は気を取り直して、サンフランシスコ在住のフリー・ライター、マーリン・マンが運営するサイト、43folders.comによるセス・ゴーディンのインタビューをご紹介します。
このインタビューでは、セスの著書『Linchpin』の中のキー・コンセプトのひとつである、「リザード・ブレーン(とかげ脳)」のことが中心に語られています。
リザード・ブレーン(とかげ脳)とは、人間の進化過程においてかなり古くからある、原始的な脳です。とかげ脳は、生存や怒りなどをつかさどる脳で、たとえば、大勢の前でスピーチをしなくてはならないとき、ボスに提案をしなければならない時など、保身を目的として目を覚まし、我々の行動を妨げようとします。
リザード・ブレーンは、人に笑われること、失敗することを嫌います。だから、目立たないように、できるだけ、安全圏の範囲内で行動をするように促すのです。人間にとって、「恐れること」はごく健全なことですが、リザード・ブレーンに支配されすぎると、つまらない人生を生きることになってしまいます。
本の中で、セスは、リザード・ブレーンに支配されない人の例として、ボブ・ディランをあげています。人に認められるかどうかや、受け入れられるかどうかは彼の関心の範囲ではないのです。ニューポート・ジャズ・フェスティバルでも、エレキギターを持って現れて、ブーイングを浴びてステージを下ろされたのはあまりにも有名な話ですものね。でも、そうやって、リザード・ブレーンに支配されずに、自分が正しいと信じることをやってきたからこそ、彼は音楽界において伝説的な影響力をもつ人になれたのです。
ボブ・ディランはさておき、セスは、『Linchpin』の中で、我々が変わる必要を訴えています。今、私たちは不安な時代に生きています。雇用の安定などない時代です。「これが、不況のせいだと思ったら大間違いだ」とセスは訴えます。不況ではなく、世界のあり方が根本的に変わってしまったのだと。だから、我々も変わらなくてはならない・・・。
では、『Linchpin(なくてはならない人)』の生き方とは、いったいどういった生き方でしょう。
それは、「誰もやらないようなことを、誰にも真似できないやり方でやることだ」とセスは言います。
オンリー・ワンになること。成功者の行為を真似るのでなく、成功者の戦略を真似ること。そして、その戦略とは、「人の真似をしないこと」だとセスは訴えます。誰もやったことのない、新しいことをどしどしやること。「既成概念」に向かって舌を出すこと。
今日では、「失敗のコスト」がゼロに限りなく近くなった。だから、どんどん失敗すべきだ、と、セスは訴えます。私たちは、思い切り失敗することができるでしょうか。恐れずに、人に笑われることができるでしょうか。
・・・それが、私が今日から自分に問いかけていく課題だと思います。
43Folderのインタビューが聞きたい方はこちらをどうぞ!
大変ごぶさたしています。お仕事が忙しく、このごろ、なかなかブログにたどり着くことができません。とほほ・・・。
しかし、今日は気を取り直して、サンフランシスコ在住のフリー・ライター、マーリン・マンが運営するサイト、43folders.comによるセス・ゴーディンのインタビューをご紹介します。
このインタビューでは、セスの著書『Linchpin』の中のキー・コンセプトのひとつである、「リザード・ブレーン(とかげ脳)」のことが中心に語られています。
リザード・ブレーン(とかげ脳)とは、人間の進化過程においてかなり古くからある、原始的な脳です。とかげ脳は、生存や怒りなどをつかさどる脳で、たとえば、大勢の前でスピーチをしなくてはならないとき、ボスに提案をしなければならない時など、保身を目的として目を覚まし、我々の行動を妨げようとします。
リザード・ブレーンは、人に笑われること、失敗することを嫌います。だから、目立たないように、できるだけ、安全圏の範囲内で行動をするように促すのです。人間にとって、「恐れること」はごく健全なことですが、リザード・ブレーンに支配されすぎると、つまらない人生を生きることになってしまいます。
本の中で、セスは、リザード・ブレーンに支配されない人の例として、ボブ・ディランをあげています。人に認められるかどうかや、受け入れられるかどうかは彼の関心の範囲ではないのです。ニューポート・ジャズ・フェスティバルでも、エレキギターを持って現れて、ブーイングを浴びてステージを下ろされたのはあまりにも有名な話ですものね。でも、そうやって、リザード・ブレーンに支配されずに、自分が正しいと信じることをやってきたからこそ、彼は音楽界において伝説的な影響力をもつ人になれたのです。
ボブ・ディランはさておき、セスは、『Linchpin』の中で、我々が変わる必要を訴えています。今、私たちは不安な時代に生きています。雇用の安定などない時代です。「これが、不況のせいだと思ったら大間違いだ」とセスは訴えます。不況ではなく、世界のあり方が根本的に変わってしまったのだと。だから、我々も変わらなくてはならない・・・。
では、『Linchpin(なくてはならない人)』の生き方とは、いったいどういった生き方でしょう。
それは、「誰もやらないようなことを、誰にも真似できないやり方でやることだ」とセスは言います。
オンリー・ワンになること。成功者の行為を真似るのでなく、成功者の戦略を真似ること。そして、その戦略とは、「人の真似をしないこと」だとセスは訴えます。誰もやったことのない、新しいことをどしどしやること。「既成概念」に向かって舌を出すこと。
今日では、「失敗のコスト」がゼロに限りなく近くなった。だから、どんどん失敗すべきだ、と、セスは訴えます。私たちは、思い切り失敗することができるでしょうか。恐れずに、人に笑われることができるでしょうか。
・・・それが、私が今日から自分に問いかけていく課題だと思います。
43Folderのインタビューが聞きたい方はこちらをどうぞ!
アキュメン・ファンド創始者、ジャクリーン・ノボグラッツ氏が語るLinchpin(なくてはならない
こんにちは。ミサコ・ローリツェンです。
仕事の忙しさにかまけて、すっかりご無沙汰してしまいました。
今日から、アメリカで紹介されている、Linchpin関連の記事やインタビューを皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
Linchpinに関する、いろいろな人たちの考えをここに集めて皆さんと語り合いながら、「Linchpin(なくてはならない人)の生き方って、どういうことか?」について、探求していきたいと思っています。(また、アメリカで、私の身近にいるLinchpinたちのインタビューも掲載していく予定です。)
さて、一番手は、先日のポストでもご紹介した、アメリカのソーシャル・ベンチャー・ファンド、アキュメン・ファンドの創始者である、ジャクリーン・ノボグラッツ氏が、「Linchpinってどういう人?」という質問に答えている映像です。
非常に短い映像ですが、「なくてはならない人」の姿勢というものについて、核心をつく言葉です。聞いていて、背筋が伸びる思いがします。
特に、私がハイライトだと思ったのは、
冒頭の「Linchpin(なくてはならない人)は、ミーティングにこれから臨もうというとき、部屋に入ってくる姿勢を見ればすぐわかる」という言葉です。
「なくてはならない人たちは、そこにいるだけで、ミーティングの質を上げてくれるような人たちのことです」
「なくてはならない人たちは、自分の手柄ではなく、ミーティングの中で、グループとして何が達成できるか、に焦点をおきます」
「なくてはならない人たちは、人の声に耳を傾ける人であり、実行者であり、探求者であり、問いかけを恐れない人たちです」
「なくてはならない人たちを育成するためには、自問、そして自己是正を恐れない組織をつくらなくてはなりません」
「各々のアカウンタビリティということを心に留めつつ、間違いや、失敗や、実験にオープンな組織をつくっていくべきです」
・・・間違いや、失敗や、実験が疎まれたり、辱められたり、罰されたりということがない組織をつくる・・・。
という言葉が、自分にとっては一番、沁みました。
ジャクリーン・ノボグラッツ氏のインタビュー映像へのリンクはこちら。→http://vimeo.com/9566384
ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語/ジャクリーン ノヴォグラッツ

¥2,310
Amazon.co.jp
仕事の忙しさにかまけて、すっかりご無沙汰してしまいました。
今日から、アメリカで紹介されている、Linchpin関連の記事やインタビューを皆さんと一緒に見ていきたいと思います。
Linchpinに関する、いろいろな人たちの考えをここに集めて皆さんと語り合いながら、「Linchpin(なくてはならない人)の生き方って、どういうことか?」について、探求していきたいと思っています。(また、アメリカで、私の身近にいるLinchpinたちのインタビューも掲載していく予定です。)
さて、一番手は、先日のポストでもご紹介した、アメリカのソーシャル・ベンチャー・ファンド、アキュメン・ファンドの創始者である、ジャクリーン・ノボグラッツ氏が、「Linchpinってどういう人?」という質問に答えている映像です。
非常に短い映像ですが、「なくてはならない人」の姿勢というものについて、核心をつく言葉です。聞いていて、背筋が伸びる思いがします。
特に、私がハイライトだと思ったのは、
冒頭の「Linchpin(なくてはならない人)は、ミーティングにこれから臨もうというとき、部屋に入ってくる姿勢を見ればすぐわかる」という言葉です。
「なくてはならない人たちは、そこにいるだけで、ミーティングの質を上げてくれるような人たちのことです」
「なくてはならない人たちは、自分の手柄ではなく、ミーティングの中で、グループとして何が達成できるか、に焦点をおきます」
「なくてはならない人たちは、人の声に耳を傾ける人であり、実行者であり、探求者であり、問いかけを恐れない人たちです」
「なくてはならない人たちを育成するためには、自問、そして自己是正を恐れない組織をつくらなくてはなりません」
「各々のアカウンタビリティということを心に留めつつ、間違いや、失敗や、実験にオープンな組織をつくっていくべきです」
・・・間違いや、失敗や、実験が疎まれたり、辱められたり、罰されたりということがない組織をつくる・・・。
という言葉が、自分にとっては一番、沁みました。
ジャクリーン・ノボグラッツ氏のインタビュー映像へのリンクはこちら。→http://vimeo.com/9566384
ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語/ジャクリーン ノヴォグラッツ

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新時代の書籍プロモーション
こんにちは、ミサコ・ローリツェンです。
セス・ゴーディンのLinchpinについて知ったのは、昨年12月2日付けのセス・ゴーディンのブログ・ポスト上でした。
そこには、1月末(正確には1月26日)に発売になるセスの新しい本を、3,000名にプレ・リリースする、ということが書かれていました。
本を普通の人より三週間早くゲットする条件はひとつ。
アキュメン・ファンド(Acumen Fund)というチャリティに、米ドル30ドル以上を寄付するということでした。
セスの本を一足先に読めるのであれば、と、ブログを読み終わってすぐ、私はAcumen Fundの特設ページに行き、行動を起こしました。
Acumen Fundは、第三諸国にただ資金や物資を提供するタイプの支援ではなく、その国の健全な自立を助ける事業に投資する活動をしているチャリティです。
その趣旨にも強い共感を覚えましたし、この、セスが提唱しようとしている新しい書籍プロモーションの形を応援したいという心もありました。
セスはこう言っています。
「評論家など一部の人に本を送って書評を書いてもらうのではなく、僕の本を本当に読みたいと思う人に読んでもらいたいと思った。そのために、ただ、『フリーの本だからもらう』というのではなく、誰が真剣なのかということを見極める必要があったが、それが、チャリティへの寄付を募ることだと思った」
私も、自分の会社の主幹の著書のプロモーションに携わっていますので、書籍プロモーションの厳しさ、難しさは実感しています(もっとも、セス・ゴーディンくらいになれば彼の名前だけで自ずと本が売れるのでしょうが・・・)。ですから、一般庶民のレビュワーに書評をゆだね、しかも、それに社会貢献という意義を絡めるというセスの新しい試みを心からサポートしたいと思いました。
ところで、セスは、告知から49時間以内に、10万8,000ドルの寄付を集めることに成功したそうです。そればかりではなく、Acumen Fundの支援コミュニティとして、多くの人の参加を得ることにも成功しました。(私もその一人ですが・・・。)
セスが本の中で提唱している「ギフト(無償の行動)」をまさに実践するプロモーションだったのです。
セス・ゴーディンのLinchpinについて知ったのは、昨年12月2日付けのセス・ゴーディンのブログ・ポスト上でした。
そこには、1月末(正確には1月26日)に発売になるセスの新しい本を、3,000名にプレ・リリースする、ということが書かれていました。
本を普通の人より三週間早くゲットする条件はひとつ。
アキュメン・ファンド(Acumen Fund)というチャリティに、米ドル30ドル以上を寄付するということでした。
セスの本を一足先に読めるのであれば、と、ブログを読み終わってすぐ、私はAcumen Fundの特設ページに行き、行動を起こしました。
Acumen Fundは、第三諸国にただ資金や物資を提供するタイプの支援ではなく、その国の健全な自立を助ける事業に投資する活動をしているチャリティです。
その趣旨にも強い共感を覚えましたし、この、セスが提唱しようとしている新しい書籍プロモーションの形を応援したいという心もありました。
セスはこう言っています。
「評論家など一部の人に本を送って書評を書いてもらうのではなく、僕の本を本当に読みたいと思う人に読んでもらいたいと思った。そのために、ただ、『フリーの本だからもらう』というのではなく、誰が真剣なのかということを見極める必要があったが、それが、チャリティへの寄付を募ることだと思った」
私も、自分の会社の主幹の著書のプロモーションに携わっていますので、書籍プロモーションの厳しさ、難しさは実感しています(もっとも、セス・ゴーディンくらいになれば彼の名前だけで自ずと本が売れるのでしょうが・・・)。ですから、一般庶民のレビュワーに書評をゆだね、しかも、それに社会貢献という意義を絡めるというセスの新しい試みを心からサポートしたいと思いました。
ところで、セスは、告知から49時間以内に、10万8,000ドルの寄付を集めることに成功したそうです。そればかりではなく、Acumen Fundの支援コミュニティとして、多くの人の参加を得ることにも成功しました。(私もその一人ですが・・・。)
セスが本の中で提唱している「ギフト(無償の行動)」をまさに実践するプロモーションだったのです。
