次はミドナシト。ミドナシト。
女は言った。警笛は耳を塞ぎたくなるような音をたてる。
「ようやく着いた。これからあの山を目指して歩くことにしよう。」
2つの大きな樽を背負って女は歩く。カエルに会ってみたいな。いやカタツムリにも会いたい。そんなことを思いながら歩く。谷の狭間で素直にやられてみら意外にも気持ちいいものだった。殺されたのは男?女は処女だからまだ甘い。うん。きっと国に対する考えみたいなものかもしれない。そしてその樽に火をつける者が現れた。ドミだ。
「その樽には殻がついている。だから私が焼いてあげよう。」
車の排気ガスのような感覚と信じていた神父に裏切られる日は近いのかもしれない。バックから鏡を取り出すその手は通常の3倍もの大きさで地上から伸びる花をも掴む勢いだった。
「え?いつだってあなたは無茶をするでしょ?音をださないでいられるの?」
女の言葉にドミは戸惑った。鉾い先端には血が付いていた。爪を剥がされたのだ。青い空と服が重なって一本の線のようになる。その時にようやく自分の考えがまとまって茶色を表せる。山はでかい。とてつもなくでかくてそれだけで願い事だって叶う気がする。後ろ髪を靡かせながらコンパスの上に足跡を着実に一歩ずつ刻んでいく。流行りのものに風が吹けば丸い底に落ちることはない。これは確かなこと。プリンの中に梯子を掛けて登る現象と一緒で車のスピードについていけやしない。
「あ、見えた。」
「本当だね。あと2つ曲がれば目的地だよ。」
「いやいや、こんなに早く着くわけがないよ。」
女はドミに殺された。両親に会えることなくこの世を去りました。
Dr 野村
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