私の職場に、Aちゃんという、
事務員の女の子がいました。
28才から結婚を焦り始めて、
31才で無事結婚しました。
実家は東京都のある商店街の真ん中。
下町の暖かさあふれる地域です。
Aちゃんが結婚することに焦り始めたのは、
やっぱり親御さんからのプレッシャー?
ではありませんでした。
彼女のお兄さんが結婚したので、
実家にいるのが気まずかったみたい。
さすがに。
でも…
彼女がほとんど結婚を考えなかったのは、
御家族がみんな優しい人たちだったから。
誰も、Aちゃんを急かしたりしないで、
そのうちね、
いつかはね、
まだいいよね、
という感じ。
彼女が友人の結婚式に行って落ち込んでいても、
お茶とお煎餅を出してくれるお婆ちゃん、
ケーキ食べる?とお母さん、
慰めてくれる人ばかりに囲まれて、
まっ、いいか、って思ってしまう。
ある日、婚活するぞ‼️と立ち上がりました。
そこから、Aちゃんの不機嫌の始まり。
なんか老けたとか、
もう若くないとか、
ダイエットしようとか、
髪型が気に入らないとか、
一息つくと、自分の文句ばかり。
Aちゃんはどちらかというと童顔なのに、
服装が急に大人っぽくなったというか、
地味になったというか。
結婚も決まっていないのに、
倦怠期の中年女性みたいになってしまいました。
それじゃぁダメじゃん‼️と、
職場の男性陣が笑って言ったら、
彼女はトイレに駆け込んで、
小さな声を出して泣いていたのです。
悩んで、傷ついて、疲れてた。
暖かい家族から独立するって、
孤立するように感じるみたい。
怖いから、目立ちたくなくて、
大人になるんだからって覚悟が、
何故か、地味な保護色で装うって方向にいっちゃって。
私はふと、
アメリカ人の私の母に会わせてみようと思い、実家に彼女を連れて行きました。
まぁ、ガイジンですから(笑)、
Aちゃんの事情を事前に説明しても、
は?
って感じだったんですが、
まるで毛色が違う家庭を見たからか、
少し気分が晴れたみたいでした。
婚活に疲れたら、
誰か知人のご家庭にお邪魔するのもいいかも。
しかも、お年寄りのご夫婦が良いかも。
ご自分の親御さんくらいの世代の。
一番居心地が良い場所ではないけれど、
新しい家庭を築こうと思えるかも知れません。
