翌日から僕は思い切ってりょうこの不倫相手だったといわれるU氏について調べてみることにした。
U氏は既に故人となっていたが、彼の死因ぐらいは知り合いを通じて知ることができると思った。
「ああ、U部長ね。」
彼が務めていたS社の幹部を通じて知り合ったU氏の部下だった人物から飲みの席でようやくU氏のことを聞き出すことができた。
「あの人はなあ・・・なんというか、まあ、いわゆる自殺だと思うよ。」
「え?」
やはり・・・やはりU氏は自殺だった。
「なんで自殺したのかまでは知らないけどねえ。葬式で奥さんが涙一つ流していなかったのがなんか物語っていたかなあ・・・。」
「そ、そうなんですか。」
「まあ、死ぬ間際は相当な鬱だったらしいからね。なんか不倫でもしてたのかもねえ。噂はあったからね。」
「噂って?」
「お相手は社内の女性じゃなくて、取引先の既婚女性だとか?W不倫ってやつかね。まあ、僕も詳細は知らないけど。」
「・・・・そうなんですか。」
「ひょっとしたら二人で死のうとしてたとかねえ。ああそれじゃまるで失楽園っぽいよな?そうなると・・・?あはは、いやまさかそこまではいかないか。」
「・・・・・・・!!!」
前回のラブホテルデートから1週間後、僕とりょうこはまた同じホテルで逢って、深夜まで愛し合った。
僕とりょうこはそうやって生理の週を除いてほぼ1週間置きに1度のペースで逢うようになった。
僕の本命の不倫相手の女性とは主に週末の自宅で逢うことが多かったので、りょうことのデートは平日のラブホテルに限られた。
りょうこはそれについて何も言わなかった。
りょうこはデートの日は旦那の予定としめしあわせた上で泊まる準備をして、着替えのシャツやパンツをもってくるようになった。
流石に次の日はまだ平日、つまり会社に出勤するので前の日と同じ格好で出勤するわけにはいかない。
僕のほうは独身者の気ままな生活だったので、りょうこの都合にいくらでもあわせることができた。
いつしかデートの回数は10回を超え、彼女の才一力"ス"ムも激しさを増していった。
「ほんとうに、ショウさんの言う通り、どんどん気持ちよくなる。もうたまらない。」
りょうこの身体はスポンジのごとく、僕の行為をどんどん吸収してはふくらみを増していった。
そしてあたりまえだが、二人の愛情も高まりを見せていった。
継続的な快楽は二人の身体だけでなく、心のつながりをも深くしていく。
「情」がうまれ、互いの存在が掛け替えのない存在となっていく。
こうした恋愛ではあたりまえの流れだった。
淡い愛情、身体だけの関係から始まった不倫恋愛もここにきて成熟した純愛を芽生えさせていた。
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