いつまで続くかわかりませんが、原子炉について纏めていこうと思います。
原子力発電技術読本に崩壊熱曲線があるので、停止直後からの崩壊熱がどのように変化していくのか出してみたいと思います。
原子炉停止からの時間 崩壊熱(定格出力に対し)
停止直後 7%
1時間後 2%
1日後 0.8%
1ヶ月後 0.2%
1年後 0.09%
3年後 0.06%
これ以降、目盛りがありません。対数グラフなので、ほとんど減らないと思います。
福島第1原発ではスクラム(緊急停止)には成功しましたが、冷却に失敗しました。
停止直後の冷却がいかに大切かわかります。
福島第2・女川・東海第2原発は、複数ある外部電源の1本が生き残たり、外部電源の復旧が早かったため、メルトダウンしませんでした。
一歩間違えば、福島第2・女川・東海第2原発も福島第1原発と同じ運命を辿っていました。