愛媛新聞の三面に伊方原発三基同時停止の可能性という記事が有り、その中でストレステストについて触れている。
愛媛新聞より引用
ストレステストは菅直人前首相が原発再稼働の条件として打ち出した。1次評価は地震、津波、全電源喪失などにプラントがどれだけ耐えられるのかを数値で評価するもので、四国電力は7月22日から3号機の評価に着手し9月中に国に提出する見通し。
引用終わり
ここで問題なのが、全電源喪失「など」と正確に報道していないこと。
「など」に当たるのが「冷却機能の喪失」だから
私は原子力安全保安院のモバイル保安院に登録し、3月11日からのメールを全て保存している。
モバイル保安院のメールによると、「福島第一原発では3月14日13時25分東京電力は原子炉冷却機能喪失を判断、同時刻で原子力災害特別措置法第十五条の規定に基づく特定事象(原子炉冷却材喪失)と判断」とある。
福島第一原発の沸騰水型に対し伊方は加圧水型の違いはあるが、冷却機能を喪失した原発がどうなるかは、福島第一原発を見れば一目瞭然。
発生する確率が非常に低いと言って想定してこなかった想定外は、福島第一原発で発生してしまった。もう想定外は通用しない。再稼働など認められない。