あやこ’s eye  ~今仲綾子の視点~

あやこ’s eye  ~今仲綾子の視点~

人生はアート!これまで出会ってきた美術、舞台、そのほか諸々について綴っていきます。

面白かったー!

予告編から久しぶりにドキドキしてた、その予想を上回る面白さ!

「コンクラーベ」を直訳で「教皇選挙」としたタイトルもよかったな。

 

バチカンを舞台にして、あのシスティーナ礼拝堂で行われる、密室の中での選挙。

ほとんど誰も見たことのないものを題材にするところから興味深いし、

その中で現代が浮き彫りになっていて、いろいろと考えるところもあった。

宗教とは。祈りとは。確信を持つこと、疑念を持つこと。性別とは・・・・・

 

アップが多く、音が少なく、光も絞られた映像が、見る側をぐいぐいとひきこんで

緊張感がとぎれることがない。

その中で時折でてくる屋外のシーンで、ふぅ・・・と息がつける、

その緩急も面白かった。

そして、バチカンの美しい美術品の数々。

建築も含め、ああ、これがカトリックの総本山なんだ、とうっとり。

 

役者もみんな魅力的。

特に、男ばかりのバチカンの中で、イザベラ・ロッセリーニが強烈な存在感を放って素晴らしかった。

 

 

 

終了後に、ロビーで、「どうしてこの映画に興味を持つんだろう?美術かな?口こみかな?」みたいな声が聞こえてきて、なるほどなー、カトリックの文化がない、この日本では、教皇と言っても、それ何?みたいになる人のほうが多いんだな、と改めて思った。

 

渋谷の松濤美術館
杉本博司の「本歌取り 東下り」展



本歌取りって
言い換えると
先達の影響の元
それを消化し、
新たなものを生み出す
ということかな。



杉本博司は
歴史とか人類とか
過去の人が見た景色
という視点が面白い人。



今回の新作でハッとしたのは
3幅の屏風。








どれも写真は美しいのに
私にはもの凄い違和感だった。



これは、渋谷駅前のポスター。

とても美しい写真たなって思う。


でも、屏風というかたちに

はめこむと、なんか変。




屏風という形状に
写真というメディアは
合わないなぁ。

折りたたむことで
こんなに印象が変わるんだ。

ということは
屏風には屏風ならではの
描き方があるんだな。






昔のものに杉本の作品を組み込んだり
杉本が表装した書があったり
古代の遺物があったり
過去と今を行ったり来たりする展覧会。



静かな会場で
来ている人が思い思いに
時を旅する
そんな空間が心地よかった。

展示替えがあるので、見たい作品がある人は要チェック!


ブリージングストレッチ

気功クラス覚書


見るは2種類

陽目と陰目

lookとsee

一点集中は陽目

対象物の後ろやその先まで見るのが

気功の目、陰目


スワイショウのときは

視線を下げず

遠くを、みる

美しい海の、その先を見る


視線が気線

目を大切に。

おぼえがき


秋はねじれの季節

昼間と朝晩の気温差を

内腿で調整するから

ねじれてしまう。


汗から尿に切り替わる時期でもある

夜におしっこで起きる回数が増えてるときは

内腿が原因


広めに足をひらいて背中をのばして

顎を前へ背中は床と並行

片手を軽く床に置き

もう片方を仙骨

床を押してねじる

さらに胸を開いて仙骨の手を天井へ


手をもどして前屈

手は肘をつかんで

床に着くのが自然


つかないということは

背骨が縮んでる!





少し前のこと。

清里フィールドバレエに行ってきた。


屋外でバレエ。


昔から知ってはいたけど

自分には縁遠いと思っていたら

ひょんなことから見る運びに。


実際に現場に行って

客席だけでなく、

舞台にも屋根がないという状況に

すごく新鮮な気持ちになった。



雨が降ったら、演者さんも濡れちゃう!

天候次第で中止もある。



でも、思えばギリシャの時代から

演劇は屋外だった。


自然の中で生きるって

人の力ではどうにも出来ないことを

身体でわかることなんだなと思った。


わたしが見に行った日は

開演前から時折雨。

上演できるかな・・・と、祈る気持ちで入場したら、

椅子が濡れているからと、

主催者から全員にカッパが配られてる。


オーガニックの虫除けも、どんどん使って!と、沢山用意されている。


何というホスピタリティ!

これが、33年も続いてきた理由だな。



開演前の舞台上を

スタッフさんが懸命に拭いている。





ダンサー達が安全に踊れるように

スタッフ総出でふきふき。


その光景が尊くて涙が出た。




無事にバレエが始まり、

普段シニカルな見方をしがちな私が

目の前の舞台を素直に楽しんでいた。


天気が不安な中、

幕が開いただけでも感謝。


屋外という、普段とは全く違う環境で踊ってくれるダンサーにも

沢山のスタッフにも

会場を盛り上げてくれるお店の方々にも感謝。




本当は常にそうなんだけど

今、目の前にある舞台は

一期一会のかけがえのない瞬間なんだと

身体で感じていると

批評的な感覚が薄れ

ああ、素晴らしいなと

良きところに自然に目が向いていく。



もちろん、日本のバレエのレベルが上がっているからこそでもある。



夢の世界から休憩に入ると

雨がまたもや!

祈る気持ちでお天気待ちのあいだも

文句ひとつ聞こえない。



お客さんも、このすべてを楽しむ気持ちで来ているんだな。

なんて豊かなんだろう。




なんとか2幕が始まったけど

あと少しのところで本降りになり

残念ながら舞台はそこで中断。



最大の目玉、主役のバドドウ見られずじまい!


でも、客先は惜しみない拍手で

何の不満も聞こえなかった。




わたしも、残念ではあったけど

八割みられたという満足と

雨で中止なんて経験、2度と出来ないなと、ちょっと嬉しいような気もしてた。




最後、千穐楽用に用意されていた花火が雨の中打ち上げられて、

それも良かった。





次の日、会場に行ったら

舞台の解体の真っ最中。

つわものどもが夢のあと

の句が浮かんだ。


まさに夢の舞台。

これを作ってくれた方々に感謝。