「月刊ナーシング」3月号で、2年続いた連載漫画「まんがでわかるはじめての看取りケア」が終了いたしました。
新人看護師ゆきが、看取りケアを通して成長していく連載まんがでした。
ストーリーはすべて、名前や病名、設定などは変更していますが、看護師として後閑愛実が実際に体験したことがもとになっています。
死生観は人によって違うから、医学的に正しいことが、終末期の患者さんにとって望ましくないということも少なくありません。
その都度ベターを考えること!
このまんがでお伝えしたことは、すべての患者さんに適応するものではありません。
それでも、看護師が看護する上での参考になればいいなと思って描いていました。
単行本にしたいと思っているのですが、さてさて…
今回は「看取り」に関することではなく、
看護師の私が
なんでまんがの連載をできたか
というビジネスのお話をさせていただきます。
まんがを連載できたのは、「連載させてください!」と出版社に直談判しにいったからなんですね。
プレゼンをするときは、言葉だけでなく実際に見本を作っていくことをお勧めします。
でなければ、相手はどんなまんがになるか想像ができないからです。
プレゼン相手に見せる資料は、相手が自分のところでどう使えるか(掲載できるか)を想像できるものにする。
↑これはかなり重要なことです。
ビジネスの商談手法の一つとして、二者択一話法(選択話法)というものがあります。
相手に質問をする際に二つの選択肢を与え、相手が回答しやすいように配慮する話法のことをいいます。
ただし、「連載させてください」の二者択一は、「やる」か「やらない」かです。
ここで「やらない」という選択肢を潰したかったので、2つのまんがのパイロット版を持っていきました。
「「A案のまんが」と「B案のまんが」、どちらか連載しませんか?」と提案したのです。
こうすることで、どちらを選んでも「やる」という選択肢しかなくなります。
(もちろん必ずうまくいくというものではありませんが…)
実際に持っていったパイロット版まんがはこちら
A案
B案
違うテイストのまんが持っていくのがポイントですね。
こうしてうまく「やる」を選択してもらえ、2年間連載させていただくことができました。
私は現役看護師です。
病院勤務しながら、毎月毎月〆切に追われる。
大変ではありましたが、楽しかったですね。
連載させてくださった担当編集者のHさんをはじめ、学研の皆様
そしてお読みくださった読者の皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。
「まんがでわかるはじめての看取りケア」で監修をしてくださった緩和ケア医の平方眞先生が新刊を出されたのでご紹介させてください。
人生のしまい方 残された時間を、どう過ごすか 1,540円 Amazon |
「死を覚悟する」のは、その気になれば一瞬でもできます。でも、人生の終わりに間に合うように人生の仕上げを準備することは、言葉も勇気も労力も時間も必要です。
そのとおりだと思います。
人生会議の事例集みたいな読み物になっているそうなので、ぜひたくさんの人に読んで欲しいですね。
いっぱい話をしよう!
私は絵が苦手なので、
イラストはいつもゆきちゃんに頼んでいます。
こちらの思うようにイラスト描いてくれるので、ほんとに助かってます💦
感謝💕
ゆきちゃんはYouTuberでもあるので、こちらもぜひチャンネル登録してくださると嬉しいです。
ゆきちゃんと、また新しく連載をすることになりました!
4月2日スタートです!
詳細は4月1日にお届けできると思います。
今回も担当者にパイロット版を持っていきました
主人公は各回で変わりますが、
病棟看護師としてこの2人が登場します!
大手新聞社のWEB連載です。
一般市民向けで誰でも読めます☺️
お楽しみに✨
新型コロナウイルス(COVID19)の感染で世界全体がどんよりしていますが、注意しながらも日々の生活を大切に過ごしていきましょう!
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新型コロナウイルス(COVID19)の感染状況を鑑みて、「看取りを語らナイト」は現在行っておりません。
国難とも言える大変な時期ですが、国民一人ひとりがそれぞれできることをしっかりとやっていく必要があると考えます。
後閑愛実のイベント情報は
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後閑愛実の著書
1000人の看取りに接した看護師が教える 後悔しない死の迎え方 1,404円 Amazon |
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後閑愛実(ごかん めぐみ)
▼ホームページ :http://www.megumitori.com/
▼ブログ : http://ameblo.jp/theadventan<wbr>gel
▼ツイッター : https://twitter.com/MeguGOKA
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