希望を支える ー 看取りの準備 | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
どうかあなたが最期まで、笑って楽しく生きられますように
最期まで笑って楽しく過ごせる生き方をサポートしたいと奮闘中。


看取りコミュニケーション講師
後閑愛実(ごかん めぐみ)です


大切な人を看取るあなたに、ちょっぴり大切なコトを毎日1つずつお伝えしています。

今日は
“希望”についてお伝えしていきます。


人間のスピリチュアルな希望を支える三本の柱があります。

「時間」「人間関係」「自律」

「時間」は過去・現在・未来があること
「人間関係」は家族やまわりの人たちと一緒に生きているという感覚
「自律」は、自分のことは自分で決めるということ。あるいは自分で決められなくなったときに、自分のことを任せられる信頼できる相手がいること


この3つの柱が成り立って、人間は希望を持って生きている。
詳しくは、村田理論で検索

死が近づくと未来の「時間」はなくなる。
そうなったときは「人間関係」と「自律」を強化して、その人の希望を支える必要があると思います。
障害が出たり、麻痺があったり、トイレに行けない立ち上がれないとなったときに、やっぱり自分の一番信頼できる人に身体を任せたいという思いがあります。

たとえば病院だったら、看護師に任せるわけだけど、信頼できる人がいいですよね。
家族がいて人間性の集団の中で生きているというつながりを感じられる感覚が重要になってくると思うんです。

家族は、「人間関係」と「自律」の柱を支える人になってほしい。

病院であっても、安心して身体を任せられるという状況を提供できれば、最期までいい生き方ができるんじゃないかと思っています。

もちろん本人だけでなく、家族と医療スタッフとの信頼関係も大事になってきます。
みんなが、本人の生きる希望を支えられたらいい看取りが出来るのではないでしょうか。




どうかあなたが、大切な人の穏やかな最期を笑顔で看取れますように☆



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