過去の人たちが作った「未来」に、私たちは「今」生きています | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

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先日、鹿児島県南九州市知覧町郡にある「知覧特攻平和会館」に行ってきました。

ここには、太平洋戦争末期の沖縄戦で、爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を展示しています。

国を思い、父母を思い、永遠の平和を願いながら散っていった勇士たちの想いに、胸が熱くなりました。

「君たちだけは信頼する」
出撃を迎えに来てくれた子供たちに向けて言った、ある特攻隊員の最期の言葉です。

「国や大臣や役人のためではなく、これから日本を支えていく君たちのために死ににいく」
そんな思いが込められていたと解説してありました。

特攻隊員は、日本が負けることをわかっていたんです。
それでも敵艦に向かって身を投げたのは、
もう戦争はするべきではないと伝え、永遠の平和を願っていたから
戦争に負け日本民族が滅びても、のちの日本に必ず日本民族が再興すると信じていたから


過去の人たちが作った「未来」に、私たちは「今」生きています。

いのちの尊さは、長生きすることだけではなく、一日一日を懸命に生きることなんだと教えてもらいました。


たくさんの感謝の想いを胸に、今日も懸命に楽しく生きます。