なんて言ってくれるかな? ー 看取りの準備 | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

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どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
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死の間際まで話ができる人は、そう多くありません。
多くの人は眠っているような意識のない時間を経て、呼吸が止まります。

最後まで声は聞こえていると言われているので、その沈黙の時間に話しかけてもいいですが、家族には死の間際の人が何を伝えようとしているのか感じ取って欲しいなって思っています。

患者さんの顔をみてください。
何かを言ってるようにみえませんか?

もし意識があったらなんて言ってくれるかな?
こんなときどう答えてくれるかな?
想像してみてください。

「俺が死んでも、家族仲良く元気で暮らしてくれ」
「私のかわりにお父さんのことよろしくね」
「僕は満足しているよ、君がそばにいてくれたから」
「いろいろあったけど、いい人生だったな…」

目の前にまだ姿があるからこそ、想像できることってあります。
ただ死を待つツライ時間にするのではなく、
その時間も一緒に生きる時間にして欲しい。

私はそう思っています。