まさに命が尽きようとしているとき、
その人は、意識が遠のいていきます。
痛みは消え、安らかな顔をしています。
家族は病室の廊下を行ったり来たり
その場をさって自分の生活に戻ってもいいのか
臨終に備えてそばにいたほうがいいのか
どうすべきか迷いながら死をまつ苦しみに耐えています。
「一人で逝かせてはかわいそう」
たしかにそう思うかもしれません。
あと何時間と明確にわかっていたら、
24時間つきっきりというのもできるでしょう。
いのちの期限は誰にもわかりません。
人によって考え方があるでしょうが
私は、家族の生活も大事にしてほしいと思っています。
病院でも24時間患者さんにつきっきりということはできません。
他にも患者さんがいるし、特に夜はスタッフも少ないからです。
私もまさに命が尽きようとしているとき、
気にかけて何度も病室にはいきますが、
つきっきりにはなりません。
病室をでるとき、
“気にかけている”
“あなたを大切に思っている”
と伝えたくてこの言葉を言うようにしています。
「またくるね」
しばらくして会いにいったときに
まだ息があったら、「また会えたね」ってとても愛おしく思います。
しばらくして会いにいったときに
息をしていなかったら、「新しい世界へ逝くのを見られるのが恥ずかしかったのかな」「心配かけたくなくて一人で逝ったんだね」ってとても愛おしく思います。
野生の動物は、死期が迫ると群れを離れて死にます。
こちらのものさしではかるのではなくて、
どんな死に方も認めてあげるのが優しさなんじゃないかと私は思うのです。
死は、その人の人生の完結です。
どんな最期だって、きっとハッピーエンドなんです。
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