いつ「死」をしるの?-看取りの準備 | 看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

看取り看護師めぐ〜死ぬとは最期まで生きること

どうか大切な人の最期を穏やかに看取れますように
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「また会えるもん」
5歳くらいのお子さんが言った。




「もうすぐ呼吸が止まりそうです・・・・」
私たちは入院している患者さんの家族を病院に呼びました。

家族がすぐに駆けつけました。
その中に7歳ぐらいと5歳くらいのお孫さんが2人いたのです。
時間は22時過ぎ
本来ならもう寝ている時間でしょう。
夜中の病院、夜中にお出かけ
お子さんは楽しくて仕方ありません。
きゃっきゃ騒いでいました。

一緒に働いていた看護師が言いました。
「もうすぐおじいちゃんが死んじゃうから、あいさつしておいで」

お子さんたちは、それでもきゃっきゃ遊んでいます。

「おじいちゃんと会えなくなっちゃうよ」
看護師がさらに言いました。

すると5歳くらいのお子さんが言ったんです。
「おばあちゃんちに行ったら、また会えるもん」

まだ、「死」という概念がなかったんです。

そういえば私も、「死」についてちゃんと習ったのは、看護師を目指してからだった気がします。
それ以外では漫画やアニメでなんとなくは知っているって感じだったでしょうか?

子どもはいつから「死」を知るようになるのでしょうか・・・・・