理由のわからない不安によって強くなった痛みは、心理的なケアで和らげることができます。
病院のスタッフが、ベッドサイドにいき、落ち着いて話を聞き、病状や痛みの原因を説明するだけでも痛みは和らげることがあります。
また、手を握る、足や背中をさするといったスキンシップも不安を和らげます。
昔、やせ細った患者さんの背中をさすっていたら、体重はかけていなかったのに重いと言われました。
でも立ち去ろうとしたら、ここにいてと言われ手を握っていたことがあります。
嫌いな苦手な人にはそばにいて欲しくないと思うかもしれないし、嫌いじゃなくても物理的な行為は嫌がる人もいるかもしれません。
万人に同じ対応をするのではなくて、その人にあったケアを探していきたい。
でも一番はやっぱり、大好きな人にそばにいてもらうことが、心の安らぎにつながると思います。