昔、俺がPCを買ったとき、高いPC買ったこともあり金欠だった。そこで金の掛かる有名メーカー産の商業ソフトは控えようと決心してた。
YES!PCゲー、NO!タッチ
そこで雑誌に掲載されてたfree game中心に遊んでいた。もちろんネットで創作活動続けながらの話だが。
そんな折り、俺は一本の運命のゲームと出会う。そのゲームは同人ゲームの体験版だった。
コミケで販売したものらしい。
その一話目を丸々無料でプレイさせて貰えるというんでそりゃびっくりしたさ。
商業戦略だと理解しつつも、太っ腹だなぁと思った。
やってみると俺の苦手なギャルゲそのものだった。いや、別に嫌いじゃないよ?ただ苦手なだけさ。
だが、開始そうそう頭が痛くなってきた。冒頭は雰囲気硬めだったのになぜこうなった?……と呟かずにいられない弛い会話の嵐。
男の子一人に女の子が何人も取り囲んでる。
これはいわゆるハレムものか?
甘い雰囲気だ。読んでて恥ずかしい。それに心なしか眠くなってきた。頭痛い。
だがッ!金を出さねば読めないものを同人作者がせっかく無料で提供してくれたんだ。せめて頑張って最後まで読み進まねば作者様に悪いじゃあないか。
意外と部活動のシーンの勝負が白熱しててそこは面白かったが、ここがなければ早々にリタイアしてたかもしれん。
そうこうするうちにゲーム内ではお祭りの日がやってきた。
相も変わらずゆるゆる甘甘な展開が続くなぁ……と、思いきや!
そこから日常風景の様子が百八十度ガラッと変わった!?
ガツーン!と頭を棒で殴られたかのような衝撃を受けた。そこからのジェットコースター的展開からは一切目を離せなかった。
こんな作品があるんだ……。
俺は無性に感動した。
この作品には遺された謎がある。
続きがはやくみたい!
そうして俺はとうとう我慢できず禁忌を破り、開店間際の中古ショップに駆け込み、ブツを手にいれる事となる。
それが当時じわじわと人気出始めの同人サークル07th Expansionsによる同人ゲーム、
「ひぐらしのなく頃に-鬼隠し編-」
との出逢いだった。
\(^_^)/ツヅク?