今回の終物語3話を視聴しての僕の戯れ言。

前回まで、阿良々木くんにきつく当たる怖いストーカーのイメージだったホワイトツインテール美少女の老倉育。

そんな恐怖のイメージでしかなかった彼女が今回、綺麗さっぱりと良い意味で、甘酸っぱい青春の思い出へと昇華した3話だった。
彼女を見てると藤崎詩織を思い出す。※注1
なぜだろう?実は幼なじみだったりしたからだろうか?

視聴中、1話の
『老倉育はみんなからオイラーと呼ばれたがっていた。だが、実際みんなからはハウマッチと呼ばれていた』
という阿良々木くんのモノローグを唐突に思い出した。
あれって重大な伏線だったんですね、西尾維新先生!
こういったところ、あの先生って本当に伏線貼るのうまいですよねぇ。
流石は売れっ子プロ作家。感心しきりです。

あれって自分から正体を告げられないor告げたくない立場だからこその彼女なりの阿良々木くんに宛てた精一杯の重大なヒントだったんだなあと改めて気付かされましたよ。

老倉育=オイラー

という等式を阿良々木くんに認識させることにより、
老倉育があの夏オイラーの方程式を教えた謎の少女と同一人物であるという解を示し、
数学的かつ、間接的に、自分の正体を美しくカミングアウトしようとしていたんですね。
きっとそうだ。そうに違いない。そうであって欲しい。

この老倉育の心情は、ときメモで別の人を攻略してしまった場合の藤崎詩織の乙女心を彷彿とさせますね。※注2

終物語もいよいよ佳境。
ここにきて俄然面白くなってきました。
これは、来週も見逃せませんよ!


※注1・KONAMIから発売された恋愛SLGときめきメモリアルのメインヒロイン。
幼なじみでありながら爆弾が最も爆発しやすく、最難関のボスキャラである。

※注2・そんなシーン特にありません。僕の脳内妄想です。