あなたはファイナルファンタジーというゲームをご存じでしょうか?
ファイナルファンタジーは、“FF”と略称され、ドラクエと並び称されるる日本発ロングセラーのロールプレイングゲームシリーズなのです。
その第8弾であるFF8には有名な説があります。
それが、リノア=アルティミシア説です。
リノアル説と短く纏めて呼ばれることもあります。
これはFF8のヒロインであるリノアとラスボスである未来の魔女アルティミシアが、同一人物ではないかという説です。
この件に関して、ネット上を調べても考察の類いはあっても解決の糸口は見えません。
なぜなら、公式な資料が残っていないからです。
しかし、僕はこの謎について知っています。
FF8発売直前当時に発売された『SEGAサターンFAN』という雑誌にFFの産みの親のひとりであるエクゼクティブプロデューサー・坂口博信氏のインタビュー記事が載っていたからです。(※注1)
その坂口氏のインタビュー記事によると、開発途中まではリノア=アルティミシアだったそうです。
リノアとアルティミシアが似てるのも当たり前ですね。
だって結論からいいますと、リノアは何らかの原因でスコール=魔女の騎士を失った未来のリノアだったのですからね。
……少なくとも開発途中までは。
指輪に名付けるイベントなどを経て、最終的にリノアがアルティミシアになる分岐シナリオも入れる予定だったそうです。
ところが、開発途中に気合いの入ったムービーをバンバン入れてしまったのが原因で容量のリソースが大幅に足りなくなってしまったそうです。
FF8で後半になって急に入れなくなる街がありますよね?
ゲーム内では魔女に時間が圧縮されたから入れなくなったのだと説明されていますが
実はあれは容量不足を誤魔化す為にスタッフが考えた苦肉の策だったそうです。
坂口さんもうまいこと考えたなとしきりに感心しておられました。
しかし、本来ならば終盤に出てくる魔女に支配されてた科学の街も、昼間のバージョンのグラフィックも入れる予定で進行してたらしいのですが、結局はムダになってしまったというわけなのです。
ミニゲームを削るか、ムービーを削るか、シナリオやイベントを削るかで論争の末、
苦渋の決断でシナリオの一部やイベントを削ることに決定したのです。
その際謎解き要素やカードゲーム以外に予定していたミニゲームなど、削られたイベントは色々あったといいます。(※注2)
湖の猿の石とか、名もなき王の墓とか、伝説の武器とかはその名残であるようです。
坂口氏はゼルダばりに謎解き要素をもっとたくさん入れたかったらしいのですが、容量的に無理だと判明したので謎解き要素は最後のダンジョンであるアルティミシア城に集中したそうです。
しかし、リノアルを暗示するオープニングのムービーやらシナリオに絡んだ伏線の一部などは、既に開発され終わっていたので遊び心でお残しになられたそうです。
ちなみに、FF5とマップがそっくりなのも、オメガウェポンやギルガメッシュが出てくるのも、FF8の世界がFF5と同じ世界の未来だからだそうですよ。
実は当初、FF8プレイヤーキャラ全員ぶんの伝説の武器がFF5キャラ所縁の伝説の武器として出る予定だったようです。
FF5のキャラが残留思念として出てきて、FF8のキャラに武器継承をするイベントも想定されてたらしいのですが容量の都合によりカット。
CDの容量が無限と思われていた時代ならではの、実に微笑ましいエピソードですよね。
※注1:スクウェア(現スクウェアエニックス)に在籍し、「FFシリーズ生みの親」として有名な坂口博信氏。
彼が深く関わったFFは、PSで発売された「FF7」まででありFF8以降は「エグゼクティブP」として開発の中心からは少し離れてましたが、
現在はスクェアエニックスから離れ、ゲーム制作会社ミストウォーカー代表取締役社長を勤められておられます。……たぶん。
※注2:ミニゲームもカード以外にも釣りゲームとかリズムゲームとかバイクゲームとか入れる予定だったのが没になったらしいです。
P・S・
ちなみに坂口氏の記事によれば、アルティミシアの正体を示す“Re;No=A”というアナグラムのうち、“A”はアルティミシアのことを示しているらしいですよ。
そのことにお気付になられたのは、徹夜でへとへとになっている時に偶然にらしいですが(笑)
気付いた時は運命とか神憑り的なものを感じ、驚きの余り、思わず身震いしたそうです。
そしてすぐ、そこに気付いた俺凄ぇなと(笑)自画自賛し、興奮なさったそうです。
ちなみに後日談として、坂口氏が後々よくよく考えてみたらアルティミシアの“ア”は実はAではなくUじゃないか!と御自身でお気付きになられたというオチもありますがね(微笑み)。
坂口氏がこの説をFF8のシナリオに絡めようとしていたのは、まず間違いのないことでしょう。
ファイナルファンタジーは、“FF”と略称され、ドラクエと並び称されるる日本発ロングセラーのロールプレイングゲームシリーズなのです。
その第8弾であるFF8には有名な説があります。
それが、リノア=アルティミシア説です。
リノアル説と短く纏めて呼ばれることもあります。
これはFF8のヒロインであるリノアとラスボスである未来の魔女アルティミシアが、同一人物ではないかという説です。
この件に関して、ネット上を調べても考察の類いはあっても解決の糸口は見えません。
なぜなら、公式な資料が残っていないからです。
しかし、僕はこの謎について知っています。
FF8発売直前当時に発売された『SEGAサターンFAN』という雑誌にFFの産みの親のひとりであるエクゼクティブプロデューサー・坂口博信氏のインタビュー記事が載っていたからです。(※注1)
その坂口氏のインタビュー記事によると、開発途中まではリノア=アルティミシアだったそうです。
リノアとアルティミシアが似てるのも当たり前ですね。
だって結論からいいますと、リノアは何らかの原因でスコール=魔女の騎士を失った未来のリノアだったのですからね。
……少なくとも開発途中までは。
指輪に名付けるイベントなどを経て、最終的にリノアがアルティミシアになる分岐シナリオも入れる予定だったそうです。
ところが、開発途中に気合いの入ったムービーをバンバン入れてしまったのが原因で容量のリソースが大幅に足りなくなってしまったそうです。
FF8で後半になって急に入れなくなる街がありますよね?
ゲーム内では魔女に時間が圧縮されたから入れなくなったのだと説明されていますが
実はあれは容量不足を誤魔化す為にスタッフが考えた苦肉の策だったそうです。
坂口さんもうまいこと考えたなとしきりに感心しておられました。
しかし、本来ならば終盤に出てくる魔女に支配されてた科学の街も、昼間のバージョンのグラフィックも入れる予定で進行してたらしいのですが、結局はムダになってしまったというわけなのです。
ミニゲームを削るか、ムービーを削るか、シナリオやイベントを削るかで論争の末、
苦渋の決断でシナリオの一部やイベントを削ることに決定したのです。
その際謎解き要素やカードゲーム以外に予定していたミニゲームなど、削られたイベントは色々あったといいます。(※注2)
湖の猿の石とか、名もなき王の墓とか、伝説の武器とかはその名残であるようです。
坂口氏はゼルダばりに謎解き要素をもっとたくさん入れたかったらしいのですが、容量的に無理だと判明したので謎解き要素は最後のダンジョンであるアルティミシア城に集中したそうです。
しかし、リノアルを暗示するオープニングのムービーやらシナリオに絡んだ伏線の一部などは、既に開発され終わっていたので遊び心でお残しになられたそうです。
ちなみに、FF5とマップがそっくりなのも、オメガウェポンやギルガメッシュが出てくるのも、FF8の世界がFF5と同じ世界の未来だからだそうですよ。
実は当初、FF8プレイヤーキャラ全員ぶんの伝説の武器がFF5キャラ所縁の伝説の武器として出る予定だったようです。
FF5のキャラが残留思念として出てきて、FF8のキャラに武器継承をするイベントも想定されてたらしいのですが容量の都合によりカット。
CDの容量が無限と思われていた時代ならではの、実に微笑ましいエピソードですよね。
※注1:スクウェア(現スクウェアエニックス)に在籍し、「FFシリーズ生みの親」として有名な坂口博信氏。
彼が深く関わったFFは、PSで発売された「FF7」まででありFF8以降は「エグゼクティブP」として開発の中心からは少し離れてましたが、
現在はスクェアエニックスから離れ、ゲーム制作会社ミストウォーカー代表取締役社長を勤められておられます。……たぶん。
※注2:ミニゲームもカード以外にも釣りゲームとかリズムゲームとかバイクゲームとか入れる予定だったのが没になったらしいです。
P・S・
ちなみに坂口氏の記事によれば、アルティミシアの正体を示す“Re;No=A”というアナグラムのうち、“A”はアルティミシアのことを示しているらしいですよ。
そのことにお気付になられたのは、徹夜でへとへとになっている時に偶然にらしいですが(笑)
気付いた時は運命とか神憑り的なものを感じ、驚きの余り、思わず身震いしたそうです。
そしてすぐ、そこに気付いた俺凄ぇなと(笑)自画自賛し、興奮なさったそうです。
ちなみに後日談として、坂口氏が後々よくよく考えてみたらアルティミシアの“ア”は実はAではなくUじゃないか!と御自身でお気付きになられたというオチもありますがね(微笑み)。
坂口氏がこの説をFF8のシナリオに絡めようとしていたのは、まず間違いのないことでしょう。