第四百九十四話 | X1号の人生再出発

X1号の人生再出発

バツイチという表現は好きではないので「エックス・ワン →X1」と言おうかなと思います。
離婚後の日常を綴っていこうかなと思います。

気温が急に下がって初めての土日、今日のランニングは快適だった。
ちょっと蒸していたが、真夏日や猛暑日の午後3時頃の95%以上日なたの
コースを走っていた頃と比べたら、当たり前だがペースは格段に違った。
 
走り終わって庭にいると、上の子供が来て、雑草みたいに生えている
しその葉やキンカンの白い小さな花を虫眼鏡で見ていた。
また花壇に植わっているアサガオが、とてつもなく巨大化して伸びまくって
いるのだが、これが1本の苗でここまで生長していることを言ったら、
子供はかなり驚いていた。
 
子供はダメ妻みたいに植物に全く興味のない人間ではないので、俺は
安心している。それにしても、アサガオは地植えにすると、根元の
幹も鉄棒ぐらいの太さになり、ツルも分裂・伸びまくって、すさまじく
巨大化するということを知った。おかげで、毎週休みのたびにアサガオの
ツルをカットしまくっている。それだけ生長も早いのだ。
 
夕飯前、下の子供が大好きなウルトラマンの怪獣図鑑に落書きをしていた。
落書きというより、黒のペンで塗りつぶしていた。俺は注意したが、
ダメ妻は夕飯の支度をしながら、別にいいじゃんみたいな独り言を言っていた。
落書きならわかるが、塗りつぶすという行為は、少し違うと思う。
 
そもそも本に落書きをすることは良くない。といっても、俺だってしたことは
あるが、親は注意をする必要があると思う。ダメ妻がなぜ注意をしないのかは
わからない。ダメ妻がダメ妻の本に落書きをされたら、どういう反応をするだろうか?
もちろん怒るだろう。
 
ダメ妻はダメ妻自身が直接被害を受けることではないと注意しないことが多い。
まあ、ダメ妻はバカだから、なぜいけないのかということを説明できないのか、
もしくは自分のことしか考えていないのどちらかだろう。