今日は俺の実家に行った。
上の子供は前日から楽しみにしており、今日も早く行こうと意気込んでいた。
しかも、下の子供は暑いと言って、パンツ1枚の恰好になっていた。
ダメ妻の家族の前では見せない姿にダメ妻もそれっぽいことを言っていた。
(要は子供たちは、俺の親の前の方が素をさらけだすのだ。)
俺の父親と飲みながら会話をしている時、父親が亡くなった母親がしていた
家事を見習ってやっていると言った。俺の妹は父親と同居しているが、ダメ妻の
社会人経験ゼロの無職の姉と違って、超大手(3社目)で働いているので、
普段の家事は父親がやっているのだ。
父親は母親のようにはできないが、なるべく母親がやっていた細かいことを
やるように意識をしているとのことだった。
それに比べて我が家はどうだろうか?ダメ妻みたいなダメ人間を俺が見習うところは
あまりなく、むしろダメ妻が俺を見習って、いろいろしてもらいたいが、手を抜いて
楽することだけしか頭にない人間に、いくら俺が見本を示したところで効果はない。
この時期は俺の誕生日が近く、会社の夏休みに合わせて毎年実家に行っている。
去年は母親が入院したこともあり行っていないが、毎年俺の誕生日が近いという
ことで、母親が赤飯を炊いてくれていた。もちろん、今年は母親が亡くなったので
赤飯は出てこなかった。そういう面で、寂しさを感じた。
去年の今頃、母親はリンパが腫れて起き上がったり、歩くことも困難になり、
家のあらゆるところに手すりをつけた。でも、10数年ガンと闘ってきた母親は
秋には自力で歩けるまで回復したのだが、もうその時にはガンがあちこちに
転移していたのである。
そして、今年の1月に、普段より息苦しいということで、家事を終え、昼食後に病院に
行ったら、余命当日から2~3日という、信じられない通告を受け、通告通り3日目で
急死してしまったのである。
まあ、話は反れてしまったが、父親も落ち込んでいるとは思うが、母親の家事を
なるべく受け継ぐという意志を持っているので、少し安心した。
というのも、俺の母親も父親も年齢の割に異常に若く見えるのだが、父親は母親が
亡くなってから少し若々しさが落ちたような気がしたので、少し俺は心配していた。
でも、前向きな言葉も聞けたし、それでも、十分若く見えるので、父親にはまだまだ
頑張ってもらいたい。