著者: テレビ東京, 東京12チャンネル=
タイトル: たけしの誰でもピカソ THEアートバトル

友人の車に乗せてもらってピカソ展を見に行ってきました。

ピカソって言ってもたけしの誰ピカじゃありません。
誰ピカに出てた姿月さんの話はまた今度にしておいて。


Pablo Diego José Francisco de Paula Juan Nepomuceno
Crispín Crispiniano de la Santísima Trinidad
Ruiz Blasco Picasso y López
(パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・フアン・
 ネポムセーノ・マリア・デ・ロス・レメディオス・シブリアーノ・
 センティシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ)

のことです。(…ながっ(*o*)


ピカソというと、あのキュビズム様式などのせいか、
理解できないとか、見てもよく分からないから
興味ないっていう人も結構いるんじゃないかと思います。

でも、私は芸術っていうのは分かる・分からないとか
ここがこうなってて、こういう所があるから素晴らしいとか、
そういうのとは違うんじゃないか、という気がします。

私は、芸術とか美術というものは理解するものではなく、
何でもいいから何かを感じることにあると思うのです。

芸術において理屈というものは、あくまで直感を説明する1つの方法に
過ぎないと思うのです。

実際、ピカソが天才といわれる技術を持っていたとしても
どこがどうすごいのか、本当のところ私には芸大生でもないので
よくわかりません。

でも、今回の展示を見て
ピカソは本当にジャクリーヌを愛していたんだろうな
とは思いました。
(また『愛』かよって突っ込みはこの際放っといて下さい。)

ジャクリーヌの顔も例のごとく目があらぬ方向についてたり
鼻の穴が2つ妙な方向に並んで見えてたりしましたが、
それでもなぜか第一印象が「美しい人」と思えたんです。

他にもピカソの絵はそのものの原型をあまりとどめていないのに
なぜか立体的に見えるというか、
何を表したかったのか感じさせるということに驚きました。

中には全部一筆書きで書いた遊び半分のスケッチのようなものも
ありましたが、それも何となくどういう状況なのか
雰囲気がただよっていて。

色使いもすごいなと思いました。
普通、顔の色といえば白~橙~褐色が相場ですが
何か不安を思い起こさせる暗緑色が使われていたり
硬質な青色が使われていたり。
背景の色と合わせて何か圧倒されるものを感じたり。


ルネサンス期の芸術家が従来の格式を取り去って生身の人間を描き、
印象派が従来の物の輪郭を取り去って色と光の洪水を描いたとすれば
ピカソは実際の物の形式的概念の輪郭を取り去って
そこに物の内面を描き込んだ人

国語力ないんで、こんな拙い言葉しか出てきませんが、
そんな気がしました。


私自身は、絵の作品解説や評価というものを読むのは
あまり好きではありません。
本人がこういうつもりで描いたというのであればまだともかく、
他者の解釈はあくまでも憶測にすぎませんから。

解説者がこの時この人はこう考えていたはずだと推測しても
実は何気なくそう描いただけだったり
むしろ実はこのたった1つの点をどこにおくかで悩んでたのに…とか
本当のところ本人に直接聞いてみないと分からないと思うんです。
(…私自身がよくそういう経験しているせいもありますが。。)

だったらむしろ、作者が何が言いたかったのかをあれこれ考えるよりも
ひとまず見てみて、何かよく分からないけど何かを感じるということ、
それが重要な気がするのです。

自分のことをより知って欲しいと思っている作者にとっては
私みたいなのは少々自分勝手な受け手かも知れません。

でも、直接会うこともなく確認する手段も無い相手なら
間違って理解するよりも、作品から何かを感じ、
ただ純粋に感動することの方がいいんじゃないかと思うんです。

解説にはこう書いてあるけど、私にはわからないって人は
そんな見方もアリなんじゃないでしょうか…。



***************

美術館からの帰りにパン屋さんに寄ったら懐かしい人に出会いました。
中1の時のAET(Assistant English Teacher)のBobbyさんに。

さすがに私の本名も英語名(Katie)も覚えられてませんでしたが、
…というか顔も微妙に思い出せずに(…髪を全部下ろしてたせいか…?)
調子を合わせられてたような気もしましたが…、
でも私の学年の、英語担当の先生の名前を言うと
少しは思い出してもらえたようでした。

その先生の近況を聞いたり(生徒指導で頭を悩ませているらしいとか)、
他の同級生の話をしたり(誰かが法制省に入るらしいとか)、
中学校の頃、英語が大好きだった私には
AETの先生との話はちょっと懐かしいひと時でした。

別れ際には責任のある立派な医師になって下さいという
激励の言葉までもらって。

会話は全部日本語でしたが。



実は中学校の頃のAETの先生は
このBobbyさんよりもRobさんの方が好きでした。

(要するにどっちもRobertさんですが。。
 しかも両方ともイニシャルはR.S.)

Bobbyさんはいかにも陽気でジェスチャーたっぷりな
アメリカ人って感じでしたが、
Robさんは来られた当初はまだ日本に来て
1,2ヶ月ということもあってか、ちょっとはにかんだ雰囲気で。


押しの強すぎる人が苦手な私はRobさんの方が好きでした。
名前も(英語名ですが)一番最初に覚えてくれましたし。
道端で会って私の拙い英語を相手に旅行の話とかしてくれましたし。
高校に入っても登下校の最中に通りすがりに手を振ってもらって
何か嬉しかったような思い出も…。

早い話が、
ちょっと年上の男性に対する淡い恋心だったんじゃないか
という気もしますが。


まぁ、長くなったんで今日はこの辺で。(゚-゚)


******************

今日の収穫:ルーブル美術館ミニカレンダー
      ピカソ絵葉書3葉
      2000年バウホール公演脚本集
      チーズフランス1個(既に腹の中)
      (…そして財布がやせていく…。。
        反比例して体は…考えたくにゃい。。。)

今日のぼやき:試験資料仕上がり未定。腎どうしよぉ。
       ひとまず内分泌授業ノートだけアップしときます。
       ノート(word文書/1.4M)
       途中の意味不明なぼやきや突っ込みは
       気にしないで下さい…。m(__)m