手紙 | 乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

乳癌と戦う妻。夫にできること、そして闘病の現実。

 癌の治療,治癒として、私たち夫婦、家族が行っていること
 闘病生活の中で感じた医療や健康に関する疑問や不安
 癌の闘病生活とはどんなものなのか
 夫からの視点でお話していきます。
 何かお役になれば幸いです。

【2016.02.22の状況②】

こんにちは。


今日、娘が妻に手紙を渡しました。


本当は20日に渡す予定でしたが忘れていまい、21日は妻が寝ていて渡せず。


そのため、今日になりました。お遊戯会に手紙と今日は娘が主役でした。


手紙を娘に読んでもらい、少しは感じたみたいです。ビデオほどの反応はありませんでしたが。


夜に主治医が検診に来て、『今日はお遊戯会のビデオを見れてよかったね』と聞いたら、『ぁ~』と返事してました!


やっぱり見れていたんです!良かった~。手紙も本人の中では大きな感動になっていると思います。


しかし、まさかこんなに早く容態が悪くなるなんて全く予想外でした。分かっていれば、もっと早く無理にでも渡したのに。


娘は、今のような妻を見たくないみたいです。でも、早く治って欲しいし、治るものと思っているようです。なので手紙を書いたみたいです。誰も強要もアドバイスもしていません。1人で書いて、持ってきました。


何度か、『ママの病気はもう治らないかも。』『ママ、一生寝たままかも』『一生のお別れかも』と話していますが、まだ理解できないみたいです。


そのためか、病室では常に元気ハツラツでいます。


雰囲気を明るくしてくれて嬉しいのですが、現実を理解できないのも後々悔やまれるような気がしてしょうがありません。


焦らず丁寧に話していくしかないですね。



【追伸】
手紙を写真に撮り、掲載しようかと思ったのですが、内容は僕らの宝にしようと思い、やめました。平仮名を覚えたばかりの幼稚園児が書く手紙なので、たいそうなものではありませんが。ごめんなさい。



最後までお読み頂き、ありがとうございました。