今回は大真面目に今後の日本に提言したい。

表題の通り、日本が目指すべきは「世界征服」である。

 

といっても、軍事力による「力の征服」ではない。

まとめ上げる「キャプテンシー」による征服、世界に無くてはならない存在としてのである。

つまり、心の征服である。

今、世界は大きく歪んでいる。

ロシアの衰退と中国の躍進、英国のEU離脱による足並みの乱れ、そして米国の世界統治の放棄。

今世界は完全にダッチロール状態である。

 

しかし、それをまとめられる可能性があるのは日本だ。

米と揺るぎない関係を持ち、中国が無視出来ない国。

ロシア国民に片思いの如き親愛を受け、極東を除くアジア諸国に信頼されている。

足りないのは、それに応えるキャプテンシーだけ。

戦後レジームに表現される劣等感である。

雌伏の時は過ぎ、今こそ外交で世界を繋ぎ安定をもたらす存在とならなければならない。

 

米中露、ここのバランサーとなる事はさほど難しいものではない。

諸問題に現状で拘らず、しっかりと繋ぎ役に徹する事。

北朝鮮危機をそのチャンスと捉えるくらい強い精神力が求められる。

次に揺れるEUとの関与を深める事。

EUで孤立しているロシアと、内政に頭を痛める英国に手を差し伸べドイツとの橋渡しを買って出る。

利害が無いからこそ関与していけば行くほど発言力は強まるのではないか。

 

その上で、中国との絆を結び直しアフリカや南米諸国との連携を模索する。

大切なのは、隣国のような「八方美人」な対応ではなく真の友人となるべく心を砕き是々非々の対応を貫く事だ。

「日本の存在が世界を繋げている」という立ち位置こそが、目指すべき日本の姿なのではないか。

その為に日本に必要なもの、それは敵にならない事。

味方になるのでは無く敵にならない、「無敵」となる事である。

日本の矜持は「和の心」。

これが日本の武器である筈だ。

 

 

 

今日の一言

 

『強き力は敵を作るも、強き心は敵を作らず

 

ソクラテスくん 「語録」 』