ゼロックススーパーカップ
ガンバがレッズを破り初制覇
ガンバ大阪 4 - 0 浦和レッズ
この試合は仕上がりの違いが如実に現れた。
レッズはパスが全くつながっていなかった。阿部、鈴木のダブルボランチが
共に守備的になりすぎて、中盤がぽっかり空いていた。
一方、ガンバは二川、遠藤という二人の日本を代表するMFが
ボールをキープしてパスを供給する。この二人はキープ、パス、
シュートと優れたものを持っているので、レッズのDFが引っ張られる。
さらに播戸、マグノアウベスという運動量豊富な選手が掻き回す。
FW,MFのバランスが良くレッズDFを困らせていた。
さらに目を引いたのはガンバの19歳の安田。本来、家長が入る左MFだったが
どんどん仕掛けていく姿は好感を持てた。そのせいでレッズの平川の
攻撃力を殺していた。
去年までのレッズなら攻められても、我慢してカウンターでポンテ、ワシントンの
ホットラインで点を取り勝利していたが、今回はそうそうに失点してしまった。
トゥーリオの不在はやはり大きかったか。
レッズでは小野のコンディションの良さは光ったが、どうもチームの戦術と
フィットしていないように思える。やはり小野は真ん中の底が良いように思える。
サイドではキープ力が活かせない。サイドに長谷川なんてのも面白いと個人的には
思う。U-22のアメリカ戦を見ていても思ったが、現代サッカーのサイドには
やはりドリブラーがいいように思う。
Jリーグ開幕まであと1週間。レッズの立て直しに注目したい。