少し前の話になるが、Beats Rhymes & Life: Travels of Tribe Called Questというドキュメント映画をみた。

 

A Tribe Called Questを何年か追いかけた映画だ。

 

もともと私はA Tribe Called Questのファンだったわけじゃないので映画があるのも知らなかった。

 

DVDショップに行ったときにこの映画が目に入ったので見てみた。

 

前からアルバムはもっていたのだが当時はいまいち好きになれなかった。

 

映画を見てみたらもっとA Tribe Called Questの事がよく分かってくるかもと思い手に取ってみた。

 

そんな感じで見た映画だったのだが、今となっては私の人生での影響は大きかった。

 

まずドキュメントなのでメンバーの状態がしっかりと映像に残っている。

 

まずQtipとPhife Dawgがかなり仲が悪い。

 

ライブ前の楽屋で大ゲンカを始めたりするところはかなり険悪な感じだ。

 

Ali Shaheed Muhammadも間に挟まれてつらそうに見えた。

 

映画の監督もA Tribe Called Questのファンで映画を撮り始めたみたいで仲が悪いのは知らなかったらしい。

 

映画の内容はトライブの歴史もあるが、それより目立つのは二人の関係だ。

 

だがその仲が悪いのも映画の後半になってくると、ただの仲の悪さに思わなくなってくる。

 

普通、家族ではなく、他人があそこまで仲が悪くなったら、多分顔を合わさなくなると思う。

 

だがファイフが病気で手術が決まったときにQtipからメールがくる。

 

短いメールなのだか、ファイフは顔の表情からかなり喜んでいるのがわかった。

 

映画を見ている私も二人の関係は他人ではなくて兄弟や家族のような感じが伝わってきた。

 

他人でここまでの関係になれるのは本当にうらやましく感じた。

 

あの二人は本当にお互いが必要なんだなと感じた。

 

それにライブの映像もカッコよくて、CDでは感じない低音が一段とよくてまた違う感じがした。

 

私はCDの棚からLOW END THEORYを引っ張りだして聞いてみた。

 

前とは違いこんなにカッコいいアルバムだったのかと思った。

 

今では私の人生を変えた一番の名盤である。