浅木ともよく並木についてグチったりしてた。
「ファンクラブとかあるらしいですよ、どうします?」
「ほんとかよ。
確かに、浅木の大好きな倉田さんもよく絡んでるしなー」
「・・・・そうですね。」
しょぼくれる浅木を笑って、立ち上がる。
「よし、午後ティー買いに言ってくるわ」
「え!佐塚どんだけ午後ティー好きなのさ!
午後ティーは校舎の外の自販にしか売ってないじゃん」
「食後にはあれが欠かせないわ」
「昼休みあと5分だからな~」
へいへいと返事をして、教室を出る。
そこから小走りで4階分の階段を下りていく。
1年の教室は最上階の4階。朝とかめんどくさいです。
下駄箱へ向かう廊下の最後の曲がりかど・・
「!!」
人とぶつかって、お互いに一歩後退した。
相手のシャンプーのにおい?甘い香りがした。
やばい、女子かな
「痛・・・」
ぼそりとつぶやく相手を見る
「並木?」