連休がもらえたので、少し遠出をしようと思い、佐賀は伊万里まで車を走らせた。
まずは「松浦一酒造」だ。

福岡から都市高速などを乗り継いで、約2時間ほどで着いた。
造り酒屋さんらしく入口には杉玉が吊るしてある。

中に入って一番奥に目当ての物があった。
子供の頃から本などで目にしたことがある河童のミイラだ。

母屋の屋根がえの際に、梁にくくりつけてあるものを偶然発見し、いまでは水神様として大切に祭られているそうだ。

顔のアップだが、ちょっと怖いかも・・・。
いままで写真でしか見たことがなかったミイラを生で見ることができて感激だ。

体長は30センチほどだろうか。できればガラスケースなしでも見てみたいものだ。
良いものを見せてもらったお礼というわけではないが、お酒と梅干しなどをお土産に買って帰った。
家族が喜んでくれればいいが。
家族が喜んでくれればいいが。
昼食をとった喫茶店で面白い神社があると教えてもらい、行ってみることに。

場所は秘窯の里として知られる大川内山にある「権現岳神社」だ。
山の上の方にあるということで、覚悟はしていたが、登りきるころには足がガクガクになっていた・・。

階段の先では、岸壁がくりぬかれ、その向こうに拝殿が見えている。
大分では懸崖式の建物を見て驚いたが、これもそれらに劣らずすごいものだ。
大分では懸崖式の建物を見て驚いたが、これもそれらに劣らずすごいものだ。

お祈りをして、拝殿と岸壁の間を通り抜けると、絶景が目に飛び込んできた。
ここまで頑張って登ったご褒美といったところだろうか。

思わず立ちくらみがして、転げ落ちそうになったが、なんとか踏みとどまれてよかった。
あやうく身元不明の遺体に化けるところだった。

拝殿を抜けた岸壁の反対側には仏像などが多数置かれていた。
夜中にここにきたら怖いだろうな・・。
帰り際せっかくだから、伊万里焼を買おうかと思ったが、手持ちの軍資金が足りないため泣く泣く諦めた。
給料日以後に再訪しよう。
そして最後はお菓子の神様にあいさつして帰ることに。
目的地は伊萬里神社の境内だ。

しかし見事な山門だな。

立派な神社だが、目的は境内社である「中嶋神社」だ。

御祭神は「田道間守命(たじまもりのみこと)」。
田道間守命が最高の菓子(不老長寿の霊果)である非時香果をこの地に一株植えたことから
境内社として祀られているらしい。
境内社として祀られているらしい。
なんでも非時香果(ときじくのかぐのみ)とは橘のことで、橘は菓子の最上級品とされたことから、
菓子の神・菓祖として崇敬されるようになったということだ。伊萬里神社自体も非常に立派で見ごたえがある。

先に伊萬里神社に参拝して、その後に中嶋神社にお参りした。
やはり順番は守らないと神様に失礼だろう。
やはり順番は守らないと神様に失礼だろう。
お参り後に、森永製菓創業者である森永太一郎氏の胸像にもあいさつしてその場を後にした。
伊万里出身で製菓業で名を成したためか、神社の境内の上手に静かにたたずんでいた。

お菓子の神様にお参りしたせいだろうか。
あまり甘いものを食べない自分がつい衝動買いしてしまい、たけのこの里を食べながらのんびりと帰途についた。
あまり甘いものを食べない自分がつい衝動買いしてしまい、たけのこの里を食べながらのんびりと帰途についた。
よく考えると、たけのこの里は明治製菓だった・・・・。まあ森永太一郎氏ほどの大人物なら笑って許してくれるだろう。
さて、次はどこに行ってみようか。