THE RAMPAGE

FRONTIERS」(2017

シングル「FRONTIERS」より

作詞 YVESADAMS

作曲 Dominic RodriguezRichard Garcia

   Nermin HarambasicJustin Stein

   Marcus Hall

 

THE RAMPAGE「FRONTIERS」

 

 

【踏み鳴らしていく 

どんな未開拓の

険しいステージでも】

 

≪サウンド≫

●曲展開:

Aメロ・Bメロ・Cメロ

・サビ1・サビ2・間奏メロ

Bメロ・Cメロ

・サビ1・サビ2・間奏メロ

・ラップ・大サビ・Bメロ※

・サビ1・サビ2・間奏メロ

 

この構成の複雑さを見よ!!

ざっと数えるだけでも8つの

メロディーパターンから作られている。

きっと一人で歌うとそれぞれのメロディーを

覚えるだけでも辛いと思われる。

でもそこはボーカルの三人がそれぞれ

分担して助け合い・支え合い。

やっぱりグループっていいもんですね。

 

それと、もう一つ。

【切り開いていく(I do)

この未来絵図(Don't give up)

のように、

ダサく言うと「合いの手」

カッコよく言うと「サブ・リリック」

がところどころ入るのも本作のポイント。

こういうのもボーカルが複数いるからこそ

出来る芸当。

 

 

●ジャンル:ヒップホップ

 

 

 

「ズンっ・ダンっ・ズンっ・ダンっ」

というリズムマシーンとともに

雄々しい雄叫びのようなコーラスで

始まる本作。

 

間奏もそこそこにAメロへ突入。

3, 2, 1, Go!】とカウントする

ギミックもライブなどでは

かなり盛り上がるだろう。

低音のシンセが不穏にコードを刻む様が

カッコいいBメロを経て問題のCメロへ

 

【暗闇を裂き 光へと Dive

の、青木君(RIKU)・吉野君が

伸びやかに歌う部分と

(Take するより Make したい

まだ見たことないものだけが見たい)

の、川村君の

細かなラップパートが好対照。

【いま壁を突き破る】と堂々と宣言する

ロングトーンで締めてサビへ。

 

サビの一連の流れが終わり、

歌の2番目へ入る頃には

すでにお腹いっぱいというか

満足している自分がいる。

こんなに豪華にメロディーパターンが

たくさん詰め込まれていて、

お値段はそのまま!!

何と気合の入った豪勢な作品だろうか。

作曲家が5人も参加してるだけ

のことはあります。

 

2番目が終わると、

場面展開をして、勢い溢れるラップパート

へ突入。文句なしにカッコ良い。

大サビの吉野君のTime is now

の高音ロングトーンもとても綺麗である。

 

そして再びサビの一連の流れを繰り返し、

アウトロもなく、あっさりと幕を降ろす。

444秒」と最近の楽曲としては

長い部類に入るのだが、

ダレずに最後まで聴けるのは

ボーカル三人の表現力と

メロディーパターンの

バリエーションの多さに

よるところが大きいだろう。

あと間奏というものが一切

切り捨てられているのもポイント。

 

 

それにしても2作目にしてこの完成度。

次回作もますます期待大。

 

 

 

 

 

≪歌詞の意味私案≫

歌詞はコチラ

 

少年漫画の主人公みたいな

大言壮語に満ちているが、

「一生懸命カッコつけようとしてる

若い男の子」感が出て、

とてもいいんじゃないだろうか。

いつの時代も、

こういう自信満々な男に

女の子は惹かれるものである。

 

「俺、将来、絶対デカくなって

いつかMステ出たんねん!!」

と公言して憚らなかった

地元の男友達(超絶モテてた)

を思い出した。

(そしてその子は見事

歌手になりました。)

 

だいぶ話が逸れましたが、

「やんちゃな漢気」を感じたい方は

是非一度聴いてみてください。

 

(2017:04:18)