□■ 自由の利かない産後にありがちなシチュエーション ■□
妊娠前の体重になかなか戻らない。
1人目の時は簡単に体重が戻ったのに、2人目・3人目となると悪戦苦闘…
でも、ライザップは高くて手が出ない。
っていうか子育てに忙しくてそもそもジムに通うヒマもない。
食事を減らせばいいのはわかってる。
でも子育てと家事のストレスを唯一癒してくれるのは、甘~い糖質のみ。
こうなったら、どうにかラクして痩せる方法を見つけるのじゃ~!
そんな時に通りかかった整体院のポスターに書かれていた
『たったの30分でOK!週一で産後太り解消!骨盤矯正で基礎代謝アップ!』
という魅力的な誘い文句。
30分なら子供を少しだけ実家に預ければ通えんことはない!
整体の治療なら、なんか間違いなさそう!
よし、整体に行こう!
という前に、ちょっと待ってください!!
そうです、それってブラックダイエットです!
□■ 姿勢改善が基礎代謝向上に影響するのは事実… ■□
骨盤矯正が、痩せることに全く関係ないわけではありません。
なぜなら、骨盤矯正で姿勢が改善することは、代謝向上に繋がるからです。
正しい姿勢では、全身の筋が最も効率よく動員されるため、いつもたくさんの筋を活動させながら生活することが出来るのです。
ただし、それだけで痩せようなんて、無茶な話です。
なぜなら、姿勢が悪くとも常に姿勢を維持する筋は活動しており、姿勢を改善したことで向上する代謝量など、たかが知れているのです。
□■ 産後痩せたければ単純に筋肉を増やすべし ■□
産後のカラダに明らかに欠けているものは、筋肉です。
妊娠後~出産後数ヶ月は活動量が減るため、必然的に運動量が激減します。
そのため、筋肉量が低下し、妊娠前に比べて代謝が大幅に下がるということです。
つまり、産後に代謝を上げたければ、明らかに減少した筋肉を増やすことが最も手っ取り早い方法なのです。
「筋トレなんてしたことないし...」という方もいらっしゃると思いますが、痩せたければやるべきです。
「子供ができたせいで女を捨てる」なんてことは、したくないですよね?
□■ 産後は比較的基礎代謝が向上しやすい ■□
ただし、苦しい思いをしなければ痩せられない...なんてことはないので、安心してください。
なぜなら、筋肉が減り基礎代謝が落ちまくっている時だからこそ、少しの運動で代謝が上がりやすいからです。
筋肉というのは、これまでと比べて強い負荷を加えれることで強化され、筋肉量が増加します。
日頃からトレーニングを繰り返してる人は、普段頑張っている上に、さらに強い負荷を与えなければ筋肉量はなかなか増加しませんが、長い期間運動量が激減していた産後のカラダであれば話は別です。
筋トレを中心とした運動を少しずつ負荷や回数を増しながら行えば、比較的簡単に基礎代謝を上げることが出来ます。
誰かに子供を2時間預けられる人は、スポーツクラブに入会してください。
子供を預けられない人は、筋トレ系のDVDを購入し、楽しく汗を流してください。
今すぐ行動に移すべきです!
□■ 【補足】産後の骨盤矯正について ■□
最後に、産後の骨盤矯正について、少し補足させていただきます。
基礎代謝の大幅改善には繋がらなくとも、大変重要なことだからです。
出産時には、骨盤の中でも仙腸関節や恥骨結合という部分が動くことで、産道が確保されます。
そのため、産後は骨盤そのものの幅がどうしても広がってしまいます。
仙腸関節や恥骨結合というのは、日常ではありえない力が出産により加わることで広がりますが、日常的に簡単に動く部分ではありません。
そのため、産後骨盤が元に戻ろうとする自然な力に便乗して、しっかりと締めるのが一番です。
締める方法は、
①市販の骨盤ベルト
②骨盤矯正
③インナーマッスル強化
が代表的です。
①は、長時間にわたって骨盤を締めることができるため、大変効果的です。また、母体は出産でかなりのダメージを受けているため、産後3ヶ月程度は、あまりカラダを動かさない方が良い時期です。骨盤ベルトなら、産後のカラダに負担をかけることなく締められるというメリットがありますので、必須のアイテムです。
②の骨盤矯正は、整体院や接骨院で出来ますが、矯正施術にも様々なものがあります。
例えば背骨矯正など、骨盤を締めることには関係が無いものもあるので、下調べや事前の問い合わせしておくことをオススメします。
また、特に③のインナーマッスル強化をすることは大変オススメです。
ピラティススタジオ、スポーツクラブなどで、骨盤周りのインナーマッスルをトレーニングすることが有効です。
また、接骨院や美容外科のEMSマシンなどで腹部のインナーマッスルをトレーニングすることも出来ると謳われていますが、電流がカラダの深部まで到達するような高価なマシンであっても、なかなかターゲットとする深部のインナーマッスルにまで電流を到達させるのは難しいため、あまりオススメできません。
整理すると、分娩により開いた骨盤は、出産直後から自然に元に戻るタイミングを利用し、あらゆる手段を尽くして締めていくのが一番効果的で、その手段の一つに骨盤矯正があるということなのです。
ただし、産後間もなく外出したりカラダを激しく動かすことはカラダに良くないので、骨盤矯正は産後3ヶ月経過以降が安全です。
ムリせず焦らず、取り組んでください。