高山病。~はちのす隊長が実際に体験したアレコレ。
高山病は体力、年齢関係なく、なってしまう人はなってしまいます。
私たち登山部の中にも、富士登頂が今年で5回目というツワモノアスリートがいます。
バレーボールに、マラソン、自転車など、常に身体を動かすスポーツ青年です。
しかし、彼は毎回高山病に必ずかかります。
酸素を人の2倍吸ってもなります。
去年は、本八合目の小屋で真っ青になってしまい、出されたカレーを食べることが出来なかったので
別の仲間に食べられてました。
高山病は下山するとウソのように治るのですが、彼はおそらく急激な気圧の変化に耐え切れなかったのか
なんと、下山途中にも気持ち悪くなってパーティーをストップさせたレジェンドを生み出しました。
富士山には、いわゆる登山人口の8~9割を占めると言うベテラン中高年はいません。
記念登山を目指す若者や、言葉の通じない外国観光客がほとんどです。
だから、ペースが速い、とか休憩しよう、とかそこは危ないとか、的確な判断をしてくれる人がいません。
マナー悪く岩場を登ったりしてしまう中国人
たちには、大声で日本語で怒るとして、
とにかくゆっくり足を進めましょう。
ゆっくりというのは、休憩と水分を多くとることも大切ですが、歩幅を「小さく」「ゆっくり」踏み出すことです。
最初は慣れませんが、最初こそこのペースで行かないと、高度が稼がれてすぐに頭痛に襲われてしまいます。
去年は、8合目の手前あたりで小学生くらいの女の子が、きっと辛かったんでしょう、泣いていて
それを同じく極限状態のお母さんが「泣いたってしょうがないでしょ!どうすんの
!」とキレており、
それを悲しい思いで見ながら横を通りすぎました
。
今年も、小学校低学年くらいの男の子とご両親が登っており、最初頑張る姿にほほえましかったのですが、
その子も9合目あたりから頭がいたくなったのか、ボロボロと泣き始め
やはりその子のお母さんも「行くしかないでしょ
!」と半ばキレておりました。
私たちも「ガンバレ!あとちょっとだよ!」と励ましましたが、
男の子の耳はもちろん、親の耳にも入らないようで、完全スルーされました。
親としても、背負うことも出来ずかといって下山も出来ない状態で、ちょっと人格変わってそうでした。
小屋の隅で、吐いている人も見かけます。
ああなったら、おしまいです。一刻も早く下山しないとダメです。
もし、自分たちのパーティーのうちの誰か一人でもそういう状態になったら、
誰が付き添って下山し登頂をあきらめるかを、あらかじめ腹を据えて決めておくことも大切です。
高山病になるべくかからない方法は、まずは身体を低酸素状態に慣らすことです。
登る前、5合目で最低でも1時間半程度は休みましょう。
それから、
5~6合目までは、観光気分で歩けますが、
6合目を過ぎたら急に傾斜がきつくなります。
その時に、ぐっとペースを落としてゆっくり足を一歩一歩踏み出します。
辛いな、と思ったら、すぐに深呼吸と酸素を吸う。こまめに吸う。
小屋についたら、すぐに眠ってはいけません。
まず、おそらく どうやったらこんなにまずいカレーが?!
と言うものが出ますが我慢して、
食べれるものは必ず食べておきましょう。
天気が良いと600円を出してまでもビールを飲みたくなりますが、あまりオススメしません。
今年、友人の一人は、缶ビールで乾杯したまでは良かったのですが、
しばらくしてから、トイレで吐いてしまいました。
それから、すぐに横になると呼吸が浅くなり、起きた時に強烈な頭痛に見舞われることになります。
私も北アルプスでこれをやってしまい、気分が悪くて楽しみだった夕食が食べられませんでした。
どうしても心配な人は、登頂前に、「整体」に行くこともお勧めです。
姿勢が悪いと高山病にかかりやすいとのことです。
今年は去年以上に、高山病者を目撃しました。
真っ青になって意識朦朧としながら、両脇を抱えられて下山している女性。
一歩も動けなくなって、周りがオロオロしている団体。
泣く子供
。
ツアー団体のガイドさん同士が「○○さん、下山します!」と叫んで確認しあっている声などは
傍で聞いていてもけっこう不安をあおられます。
・・・と、まぁ色々怖いことを書きましたが、私も始めての富士山の時は
いつも以上に頭がボーっとなり、思考能力が低下しましたが、なんとか登れたんです。
ゆっくりゆっくり、足さえ動かしていれば、いずれ頂上に着きます。
頂上についたら、頂上だけの焼きごてを押してもらって↓
お鉢めぐり(所要時間約90分)やってもいいけど、きっと体力残ってないでしょうから、割愛しますw。
けど、ちょっと覗きに行くだけでもスリルあるよ。
では、これにて、はちのす隊長の初めて富士山を終わりにします。
質問ございましたら、コメント欄にどうぞ~。



