レキシントンの闇で踊る さよならのステップ
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blueの嘘

沈黙みたいな完璧に青い空の下で、ちいさな白い花が揺れている様を僕はずっと見ていた。

僕は緑の大地に横たわり、もうずっと長い間、揺れる白い花を見ていた。

太陽の姿は見えないのに、世界にはたくさんの光があふれていた。

まるであたたかな光が、世界を取り巻く透明な流れにすっととけこんでいくみたいだった。

境界線も臨界点もない、延々と続く透明な流れに、光はとけこんでいるみたいだった。

世界はあきれるくらい、たくさんのくっきりとした鮮やかな色にあふれてる。

横たわった僕の体と大地をつなぐ面はひとつだった。

そして僕は自分の呼吸を失っていることに気づく。

光が意志を持って、僕の呼吸を奪ってしまったのだ。

僕は自分自身の息吹を感じることができなかい。

そして僕は思う。

僕はゆっくりと、優しく迫る穏やかな死を享受しようとしているのだと。

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私は知っている。どこかで誰かが誰かの命を奪おうとしていることを。

でも【2人の誰】が誰だかわからない。

でも、どこかで誰かが誰かの命を奪おうとしていることを、私は知っている。

夜は冷たい。月は冷たい面影をしてる。私はいつもそう思う。

月は優しくない。深海のような黒い青に浮かぶ、なめらかな光に体が冷える。

それは血が凍っていくイメージ。すべてを凍らせる夜。ツメタイヒカリ。

月の中に生を失おうとしている誰かの呼吸が聴こえる。静かに。とても静かに。

まるで本人がそれを望んでいるみたい。

私はクローゼットから薄い緑色のカーディガンを出して羽織った。

そしてまっしろなろうそくに火をつけて祈る。

いやらしくて、汚い人々がこの星からきえてしまいますように。

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本当に命を奪いたいのはあの女の方だ。

だからオレはあの女の不思議なチカラを逆手に取った。

あの女に、おれの殺意があの男に向いていて、

鏡の向こうから、あの男の息の根をとめようとしていると思わせたんだ。

おの男はオレにとってどうでもいい。死のうが生きようが関係ない。

このカモフラージュの果てに、あの女の息の根をとめられればいい。

それだけでいいんだ。

夕暮れに降る雨は気持ちがいい。

オレの中にあるドロドロとした不快な塊を洗い流してくれる。

夕暮れに降る雨の中でしか、人間に戻れないことを代償に、

オレは人を殺める能力を得た。なんのためらいも、後悔も、苦悶もせず、

人を殺める能力を。

この鏡の中に手を入れれば、今こそオレはあの罪深い、月の女を死せるのだ。

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【この物語の結末、実は2人が死んでしまいます。

生き残ったのは1人。さてさて誰が生き残ったでしょう。

そしてそこにはどんな動機があったのでしょう】

季節風

おかげさまで昨夜は深夜3時半まで眠れず。しかも暑かった。寝苦しくてかなりの不快度。目の下に血の滞留を強烈に感じながらも、鏡に向かってSmile and Smile。

髪の立ちあがりの悪さから、どうも空気中に湿気がかなり混じり始めてる気が…。嫌ですな、もう梅雨の時期なんでしょうか。桜色の春さえも満足に感じることができなかったこのわたくしから、今度はあざやかな緑色の春をも奪おうというのですか。。。気づけば5月も最終週。こんな調子じゃ、時の流れの速さを形容する表現も尽きてこようというもの。

ところでウチの会社、社内に有線が入ったんだけど、クラシックや肌触りのよいピアノトリオが多い中で、ぜひロックやパンクを流してほしいと思っているのはわたくしだけでしょうか。ピアノトリオ、悪くないんだけど、テンションあげるには少しパワーが足りない。ここは【JAY’z BULLET】の【Breeze】なんてどうでしょう。なに、最高にカッコイイ、わたしが演っていたバンドの名曲ですよ。

Dive to heart

10時に起きたものの、なんとも鬱な気分で、よろよろと起き上がりシャワーを浴びて、朝からポテトチップをボリボリと。一体いつから冷蔵庫に入っているのか、ギンギンに冷えていたフルーツゼリーを食べ、ソファでダラダラと【アッコにおまかせ】を観て、半笑いしている自分にやや嫌悪感を。。。


体調は決して悪くないんだけど、どうも体がだるく、午後の大半は寝てすごした。掃除をしたのは覚えてるんだけど、目覚めたら20時で、朝から時間が飛んでしまった感じだ。


メシを食べて、さっき洗濯機を回した。今週はほとんど家に帰ってなかったので、大して洗うものもなく、すぐにピーピーと音が鳴った。キングダムハーツをやって風呂に湯を入れる。なんとも味気のない日曜日ですな。『お休みなんてそんなものよ。普段はそんな風に過ごせないでしょう? だからダラダラできるのは良いことなのよ』と彼女が言ってくれたことを思い出す。でも僕はどうもむなしくなっちゃうんだよ。ダラダラ過ごそうが、充実した時間を過ごそうが、何をしていても休みが終わっていくことにむなしさを感じない時はない。めんどくさい性格でイヤになる。。。


今日はだいぶ寝ちゃったから、これからきちんと眠れるかなぁ。目が覚めすぎちゃってキングダムハーツやっちゃうかもぉ♪

有限に対峙する

久々に母と外食に行った。先週買ったスーツの仕立てができあがる頃なので、ついでにスーツを取りに行く。うっとうしくも雨がずっと降っていて、ただでさえ行きかう人間でごみごみしている上野は歩きづらかった。


上野には行きつけの店がある。会社が移転する前は上野の近くにオフィスがあったので、昔はよく行った。少し高いけど、誰を連れていっても『おいしい』と言ってくれるので、まず外さない。誰よりも僕がファンだしね♪


母とこうして定期的に食事をするのは本当によいことだと思う。少しずつ、少しずつ母が老けていく様を見るのは、少々心が痛むけれど、そうやってみんな時間の中を生きていくのだ。大切なのは息子である僕と一緒の時間を作ってあげることだと思う。何をするわけでもないけれど、他愛ない日常の話しをし、聞き、変わりないことを姿で見せる。それだけでいい。でもそれが大事なことだと思うんだよ。


なかなかフクザツな心境で再婚をしたのであろう日常的な心境や、人生も終盤に向かう心境の中で、未来に対する心境もあるだろう。それは人間関係では埋めることのできない【心の孤独】。向き合わざるを得ない心細さを想像するだけでも、それは大変な苦しみなのだと思う。もちろん、母がそんなことを言ったわけではない。20代半ばの、人生の本当の悲しみや孤独を感じたことのない僕が勝手に想像していることだ。でもきっと、あえて言語化するのならば、この想像は当たっていると思う。


唯一無二の息子である僕ができることは計り知れない。だからこそ、心の中で想うだけではなく、こんな風に食事をしたり、馬鹿な話しを延々したりすることにどれだけの意味があるのか、僕はもっと考えなければならないと思う。


と、やや深刻に考えつつも、今回は彼女について話すことができてよかった。フクザツな再婚をして間もない頃には、僕が彼女の話しをしては、いよいよ寂しさを感じてしまうのではないかと、僕自身が妙に神経質になっていて、その手の話しをするのは避けていたのだけれど、ぼちぼち時間も経ったし、そろそろ紹介の話しをしてもいいかなと、最近は思っていた。ところが母からその話しを振ってきたのでびっくり。色んなタイミングがよい形に醸成されたにちがいない。

!?

【ほしのあき】って29歳だったの!? かなりびっくり。グラビアアイドルって30代以降、どうやって生きていくんだろうと、他人ながら無責任にも思う。

一風堂デート

今日は彼女とどこか遠い公園に行こうかと、新宿御苑やら浜離宮やら皇居やらと色々考え、電車に乗り込んだ。ところが電車に乗って間もなく、めまいとはき気に襲われて途中下車。午後の大半をベッドで過ごすことに。夕方目が覚めて、ふたりでぶらぶらと上野まで出た。ストライプスーツがほしいと思っていたので、何着か着て選ぶ。もっとロックでパンクなスーツをまといたいと思うけど、会社じゃなかなかそうはいかないよね。

ふたりとも朝からろくに何も食べていなかったので、上野広小路駅近くにある【一風堂】でラーメンを食べた。隣に軒を連ねる【山頭火】と迷ったけど、一風堂にした。一風堂のラーメンって、おいしいと思うんだけど、食べ慣れていないせいか、なんとなく味に違和感を感じる。なんとも表現しがたい感じの…。反面、ぎょうざは美味。ちっちゃくて結構数いける。ラーメン食べ終える頃には、完全に元気を取り戻して、気持ちのよい夜風の中を歩き、サンマルクカフェでお茶をして帰ってきました。

食事じゃないけど、最近はこのようなデートもろくにできていなかったので、久々な感じでした。本当によい季節になったから、外を歩くことが楽しみになる。特に会社にこもって面接だ会議だなんてやってると、まさにそういう感じ。晴れた日の、なんでもない日常を見るだけでも、ささやかに感動できる。

夜はふたりで【キングダムハーツ】を。やっぱこのゲームすげぇ。PS2の真骨頂でしょ。【愛と友情の物語】にはまってしまうなんて、まだまだ僕も青くて、かつ熱いですな(笑)。

面接地獄

今日から面接地獄の火蓋が斬って落とされました。4職種も募集してるものだから、はんぱじゃない量。人事なんて、掲載初日で50名オーバー。書類選考でふるって半分落としても25。そこに他の管理部門2種と営業1種が絡む。この数日間で60名ほどの求職者と面接することになる。

今日は12名。午後13時から21時までみっちり。休む暇ナシ。人数が多くなると4番目に会った人と9番目に会った人って、どんな人だったっけ? なんてことになる。書類をまとめるにも時間が必要だからね。

これだけ面接して採れればいいんだけど、6割は残念な人物。さらにそのうちの2割は相当ヤバイ人物。中には面接中に発作起こすヤツもいる。今日だって、経理に応募してきた25歳の若い男の子、緊張からか汗だくになるまでは良しとして、黒目が四方八方に高速移動する上に『けっ…経理、経理ィィ…けィィりぃぃ…』などと連呼する始末。コミュニケートできないんですよ。落ち着かせようと、世間話をしてみたら、はたと動きを止め『たっ、確かにほ、本日はあめあめめあめ雨がふ降っていて…』

爆笑ですよ、爆笑。笑い抑えきれない。履歴書の写真も視線がかなり上方を泳いでるし。一体どこをみて撮ったんだ?と。 当然彼はしかるべき結果になるわけですが、こんな人間を中心に、明らかに採用に値しない人物が続くと、精神が削られるます。

来週いっぱいまでは、なんとしても気張るしかない。そして必達目標をクリアしなければ。

Good Night

ものすごく眠い。


GWからひきずっていた風邪も、ようやく完治しそう。熱が出ようが咳が出ようが、湿疹が出ようが、休みが明けても相変わらず睡眠Ave.3時間の生活が続いて、治るものも治らないはず。でもこのまま体調取り戻せれば、週末は遊べるかも。


今日はなんだか仕事が手につかなかったよ。端境期というか、予期もしないところでスケジュールがぽっかりと空いてしまって、そういう時間こそ有効活用すべきなんだろうけど、集中が途切れちゃったんだろうね、ぼけーっと時間を持て余してしまった。


今日は早めにあがれたし、3日振りに家に帰ってきたので、もう寝ちまおう。チャンピオンズリーグの決勝も予約したし、枕元にポカリも用意したし、万全だね。

友達の死

今日、いきなり中学校時代の友達が死んだことを思い出した。彼は暑い夏の日の夜に殺された。僕が高校生の時だ。

…なんで思い出したんだろう。中学校での最後のサッカーの試合、彼ときれいなワン・ツーを決めた瞬間を今でも鮮明に覚えてる。

試合は負けてしまったけれど、彼は試合が終わった後に『でもサトシとワン・ツーが決まったからいっか!』と笑顔で言ってくれた。その笑顔を今でも忘れない。

中学校を卒業してお互い高校に進み、数年が経った後、電話で彼の死を知った。複数人に刺され、ビニール袋に入れられ、東京湾に生きたまま捨てられた。ニュースにもなった。犯人は全員捕まったけど、彼は死んだままだった。

変な言い方だけど、彼らしい死だった。何の誇張もなく、生き様を守るためにあいつは死んだんだ。でも…死んでしまったけれど、彼のプライドは永遠に守られた。そう思う。

あれから何年が経ったんだろう。今でも僕は、自分が高校生のような気分になる。残暑の中、彼の葬儀に参列した時の自分自身を想う。

彼は死に、僕は生きていることを不思議に思うよ。

キングダムハーツ

ロナウジーニョが出てるセゾンカードのCM、ぜんぜん意味がわからん。なんなんだあの雰囲気の重さは。製作者に意図を聞きたい。HP開いたら載ってるかな。

土曜日にPS2の【キングダムハーツ】を買った。【ファイナルリミックス】とかいうサブタイトルがついてるやつ。新品で3千円きってた。前々から噂は聞いていたものの、噂を裏切らずおもしろい! 近頃は本腰入れてゲームやることもなくなり、友達が来た時にせいぜい【ぷよぷよ】と【ウイニングイレブン】をやる程度だったんだけど、いきなり良質なRPGがやりたい気分になった。話題性あるタイトルでさえ見逃していたものだから、こんな気分になって、いざ購入を考えると色々悩む。

【ファイナルファンタジーⅩ】と【ドラッグオンドラグーン2】と【キングダムハーツ】で迷い、結局【キングダムハーツ】を手に。これ、スクウェアエニックスとディズニーが組んだアクションRPGで、FFシリーズのキャラクターが結構出てくる上に、ドナルドとかグーフィーとパーティ組んじゃったりして一緒に戦う。ディズニーキャラも敵味方入り乱れて、総出で盛り上がる。

まだ2時間程度しか遊んでないものの、ストーリーも意義深くて、感じるものがある。これなら途中で放り投げずにまっとうできそう♪ 巷ではPS3の話題で盛り上がっているというのに、ようやくPS2のスペックの素晴らしさに感動めいた感銘を受けているわたくしではございますが、久々に電脳世界に触れられて気分よし!

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