301号室の前で… | …be with J

…be with J

嵐の5人に、いつも元気をもらってます。
特に松本潤くんが大好きです。

数百万分の一の微風だけど、
嵐のみんなに、温かい風を送っていきたいと
思っています。






間に合わない。

というより
間に合うはずもないのだけれど。




「帰る」と伝えた時間から
もうすでに
45分が過ぎている。



タクシーを降りて
マンションのエントランスまで
走る。


今日に限っては
タクシーを止める赤信号も
オートロックも
ほんと、邪魔くさい。




エレベーターさえも
こんな私には冷たいんだ…。


 9…  10…  11F…。


私から離れてゆく数字を睨みつけながら
「↑」ボタンを連打するけど

大して
意味が無いのは分かってる。




エレベーターを諦めて
非常階段のドアを開け、
階段を駆け上がる。


深呼吸しながら
3階フロアの冷たく重いドアを開けた。



正面に見える301号室。





私の部屋の前には
すでにが待っていた。



やはり
…間に合わなかった。




息が上がっている私を見つけて
立ち上がった雅紀に
心を落ち着かせながら
近づいていく。


雅紀は
少しだけ笑って…優しく言った。




「…遅かったね。」




「…ごめん、ごめん。
打ち合わせが長引いちゃって…」




「……そう。

お疲れさま。」




この間渡したはずの
合鍵で入ることを
遠慮したらしい雅紀に


「鍵、渡したじゃない。
入ってて良かったのに。」



できるだけ平静を装って
言ってみた。



我ながら
うまく言えた、と思った。




雅紀は何も答えずに
バッグの中の鍵を探している私を
見つめている。





「…また。
  

あいつのとこ、
…行ってたの?」
 


抑揚のない
雅紀の真っ直ぐな言葉に


首筋の汗が背中まで
つー…っと
冷たく流れてゆく。





直視することができない
雅紀の顔。




「なに?…なんの冗談?」



この状況で
出来るだけ最上級に作った
私のその笑顔を

冷ややかな雅紀の瞳が
捕らえている。




「…行ってたんだね?」




部屋のドアを開けた
私の右手首は…

いや、右手首までも


今、
雅紀に捕らえられている。








✡。:*✡。:*



にゃは。
こんにちは(*'∀`*)v


こんな妄想が
一昨日から頭の中をグルグル…。笑
「ちぇんちぇー♡」って呼びながら
抱きついてくる天使ちゃんたち、
ほんとごめーん。笑


あのananは
危険だわ。
狩られるどころじゃないよ。笑



✡。:*✡。:*


うーん、
どうしてバレたのかなー。
上手くやってたつもりなんだけどな。笑


あ。

もしかして
潤くんの香水の香りが付いちゃってた?


いつも一緒にいる相葉さんには
分かっちゃうよねー、
あの香りは。(いや、知らんけど。笑)



瞳も手首も…
相葉さんに捕まっちゃって(*´艸`)
どうしようね、皆さん♡



この後は
相葉さんからのお仕置きかしら…。





45分も遅刻させた潤くんも
共犯者(*'∀`*)v

しーーーっ。
(*´艸`)♡




…そろそろね、

読者のみなさん怒るよね…|ω・`)





葉担、潤担の皆さん、
全力でごめんなさーーいm(。>__<。)m


リアルな吹き矢、
飛んでくるやつかもー。|ω・`)


 

雅紀の部屋の前、ってパターンも
ありだな。
「帰る?
…それとも入る?

そろそろ決めて。」


も、いいよねー。



雅紀のマンションは
301号室じゃないよなー…

30XX号室、とかだよねー。

…夜景が綺麗なんだろうなー(*´艸`)♡