「一体なぜ、この女が地球始まって以来最強帝国の首領に成ろうとしているのか」、「魑魅魍魎もいるが、世界に誇れる人物も多士済々だ、ウソと虚飾で固めた、アメリカきっての遊蕩児のかみさんを、地位への妄執故に妻の座にしがみついた女を、国民の多数が自分たちの大統領に好ましいと思うのか」といった発言はワシントンDCの共和党、保守派のみではない。スミソニアン館長や、酒屋のでっち小僧、新聞配達の中年親父までが口にしている。しかし、ここ一年、全ての世論調査結果は例外なく、民主党員の大多数が、そして民主党が彼女を大統領候補に指名すれば対共和党候補に圧勝し、ホワイトハウス入りする、と報じ続けているのである。
フィラデルフィア討論会
既に7回目となる民主党大統領候補立ち会い討論会が、今週はフィラデルフィア市で開催された。事前にオバマ陣営から、これからは「彼我の政策の違いを明確にしていく」との発言が相次ぎ、マスコミはこれを「トップを走り続けるヒラリー批判が始まる」と予測して見せたが、実はこれもマスコミの仕掛けだったようだ。 討論会の雰囲気は、全くこれまでと変わり、「女のヒラリー対、残りの男全て」といった対決模様となったのだが、実はヒラリーに対する執拗な難問はすべて司会者にすぎないティム・ラセットなどから発せられている。そして、ヒラリーが言を左右して回答を避けようとしていも、後続の質問で追い込んでいく。対立候補のオバマ、エドワーズもこれまでと異なり、「ヒラリーは主要案件、すべてに渡って回答を避けている」と繰り返すのだが、逆にリチャードソン候補などは、「人身攻撃」などと、批判とも助け船ともつかぬ発言をしている・・・
《ざ・こもんず》で続きを読む(無料) サンプルページはコチラをクリック