今朝、サンデーモーニングに「紛争解決請負人」の伊勢崎賢治さんが出演していました。


伊勢崎さんは知る人ぞ知る「紛争解決・武装解除」のエキスパートで、これまで東ティモール・シエラレオネ・アフガニスタンなどの紛争地に赴き、武装勢力と直談判して武装解除を説得するという、常人には不可能な仕事をなさっている方です。

(映画や漫画の世界の人ではありません、実在の人物です)


伊勢崎賢治プロフィール

http://www.mbs.jp/jyonetsu/2003/20031214/profile.html


その伊勢崎さんが、番組内でイラク戦争について語っていました。


覚えている範囲で自分勝手に要約すると、


●アメリカ軍が撤退するには、①武装解除 ②治安維持機関(軍や警察) が不可欠。現在のイラクは両方とも失敗している。いま撤退すると≪力の空白≫が生まれるため撤退できない。かといってよい方策もない。


●イラク戦争に賛成した人の中には、今でも「北朝鮮有事のために日米同盟を強化する必要があった」と語る人がいる。イラク人が何万人、アメリカ兵も何千人と亡くなっているのに、国益のためとはいえ、そんな理屈がまかり通るのはおかしい。


●チェイニー米副大統領が近く来日するが、彼は日本にイラクへの支援を求めてくるだろう。アフガニスタンで武装解除を行った私にイラクで同じことをするよう依頼が来るかもしれない。アフガニスタンでの武装解除はギャンブルみたいなものだった。イラクには行きたくない。


仮に伊勢崎さんがイラクに派遣された場合、自衛隊よりさらに危険な場所で仕事をするのは間違いないでしょう。命を失う可能性もおおいにあります。


戦争とは「老人が始めて、若者が命を失うもの」。

伊勢崎さんのコメントには、命がけで平和をつくろうとしている人の「重み」がありました。


ブッシュもチェイニーもアベちゃんも、本気で平和を望んでいるのでしょうか。

私には、彼等の言葉に「重み」を感じるこができません。



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2007.01.27 ●
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