増刊現代農業 』編集主幹の甲斐良治さんは、食と農をテーマにして全国を歩き回る「食の伝道師」です。

その甲斐さんが、昨日『「希望は、戦争。」という「うめき」』というコラムをこもんずに寄せてくれました。

(概要を下の方で抜粋します)


これは『論座 』1月号に掲載された赤木智弘氏論文、「『丸山真男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」に対するコメントとして書かれたものです。

赤城さんは、現在の日本社会を「富裕層」と「安定した労働者層」と「不安定な貧困層」の3つに別れる経済問題として分析しています。鋭い分析です。

http://www.journalism.jp/t-akagi/2006/12/post_171.html


で、それに対して甲斐さんは、「田舎」でたくましく生きる若者の存在について語っています。

ここに日本の若者の未来の一つの形があるよ、と。

(反論ではありません、赤城さんの主張を取り入れつつ・・ といった形です)

「農山村の暮らしに学んで仕事をつくる」まったく同感です。

都会でロボットのように扱われるよりは、よほど素晴らしい人間的な暮らしです。



さてさて、そういわれてみれば、「不安定な貧困層」をバカにした、池内ひろ美氏のブログが炎上しています。

http://www.j-cast.com/2006/11/20003907.html

居酒屋でたまたま隣になったトヨタ自動車の期間工の男性について、「彼らは『トヨタ』を漢字で書くことができるのだろうか」などとブログで発言したことが、発端のようです。


彼女は「期間工をバカにしたつもりはない」と説明していますが、「富裕層」と「安定した労働者層」と「不安定な貧困層」の3つの層に分断された若者の現状に配慮が足りなかったのでしょう。


「まじめに働けば期間工から正社員になれる」と池内さんは述べてますが、パソコンが使えず仕事ができないおじさん連中の高い賃金を、若者がフリーターや期間工という安い賃金で支えているのが、多くの都会型フリーターの現実なのですが・・



-------以下、ざ・こもんず ブログより一部引用-----------------

甲斐良治「食と農の底力!

ずっと前、こんな「うめき」をどこかで耳にしたことがあった。記憶をたぐると、80年代の農村だった。世の中はバブルに向かう時期、農産物価格は低迷、マスコミは地形狭小で零細農家ばかりの日本なんてそもそも農業に向いていないと「日本農業不要論」さえ煽った。当時は公共事業も少なく、農家のおやじたちには閉塞感の中で「このままでは戦争しかないんじゃないか」とつぶやく者もいた。読んではいないが、87年には『荒れた農村から戦争の足音が聞こえる』(薄井清・御茶の水書房)という本も出た。

「農業不要論」の閉塞感の中の「希望は、戦争」。いまは「若者不要論」の閉塞感の中の「希望は、戦争」と言うべきか。

だが、80年代農村おやじたちの「うめき」は、今日を生きなければならない女たちの「90年代生活革命」によっていつの間にか聞こえなくなった。


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