ケン・ローチの新作映画『麦の穂をゆらす風』がものすごい評判を呼んでいます。井筒監督も大絶賛。
ケンローチは社会派作品の巨匠として知られていますが、今回は「アイルランド独立戦争」という議論を必ずおこすテーマでパルムドールを受賞しました。
「麦の穂をゆらす風」については、金平茂紀さんが9月16日にこもんず上で映画の感想をよせてくれています。
この映画は観に行かないと。
アイルランド独立戦争について勉強してから観に行くとさらに理解が深まるとおもいます。
http://www.muginoho.jp/before1.html
『父の祈りを』『デビル』『アンジェラの灰』など、アイルランド戦争関連の映画を先にみておくのもいいかも。
アメリカ対アルカイダの戦争も、いつかはアイルランド戦争のような結末になるのでしょうか。
月並みな言い方だけど、科学技術は栄えても人間は進歩しない。
-------以下、ざ・こもんずブログより-----------------
金平茂紀「業務外日誌」2006.9.16
この作品はイギリス国内で大きな論争を巻き起こしたのだという。僕は、ケン・ローチの作品を見るのは、かつての『大地と自由』、オムニバス映画の『11’09”01/september11』以来だけれど、IRAを主人公にして、英国支配に抵抗した人々のストーリーを、ここまで描き切った勇気に大いに感動する。さらに抵抗した人々がその後、分裂を遂げていく残酷な過程を描いたことにこそ、この作品が今に通じる普遍的な価値を獲得している理由がある。過去のケン・ローチ作品にも登場していたリーアム・カニンガムが演じる社会主義者風の兵士が「誰と戦うかは簡単にわかるが、何のために戦うかを言い当てるのは困難だ」という趣旨の台詞を作品中で吐いていたが(全くのうろ覚え)、この作品の舞台は、今のイラクやレバノン、パレスチナにも地続きになっているのだ。
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ケンローチは社会派作品の巨匠として知られていますが、今回は「アイルランド独立戦争」という議論を必ずおこすテーマでパルムドールを受賞しました。
「麦の穂をゆらす風」については、金平茂紀さんが9月16日にこもんず上で映画の感想をよせてくれています。
この映画は観に行かないと。
アイルランド独立戦争について勉強してから観に行くとさらに理解が深まるとおもいます。
http://www.muginoho.jp/before1.html
『父の祈りを』『デビル』『アンジェラの灰』など、アイルランド戦争関連の映画を先にみておくのもいいかも。
アメリカ対アルカイダの戦争も、いつかはアイルランド戦争のような結末になるのでしょうか。
月並みな言い方だけど、科学技術は栄えても人間は進歩しない。
-------以下、ざ・こもんずブログより-----------------
金平茂紀「業務外日誌」2006.9.16
この作品はイギリス国内で大きな論争を巻き起こしたのだという。僕は、ケン・ローチの作品を見るのは、かつての『大地と自由』、オムニバス映画の『11’09”01/september11』以来だけれど、IRAを主人公にして、英国支配に抵抗した人々のストーリーを、ここまで描き切った勇気に大いに感動する。さらに抵抗した人々がその後、分裂を遂げていく残酷な過程を描いたことにこそ、この作品が今に通じる普遍的な価値を獲得している理由がある。過去のケン・ローチ作品にも登場していたリーアム・カニンガムが演じる社会主義者風の兵士が「誰と戦うかは簡単にわかるが、何のために戦うかを言い当てるのは困難だ」という趣旨の台詞を作品中で吐いていたが(全くのうろ覚え)、この作品の舞台は、今のイラクやレバノン、パレスチナにも地続きになっているのだ。
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