日本全国の競馬場を巡ってきた「荒スポ」も早や4周目に突入した感じ。オルフェーブル、キズナによる悲願の凱旋門賞制覇なるかで沸くこの時期、「荒スポ」もそろそろ国外、海外の競馬場へ進出してみたらどうだろう?と、ふと思った。というわけで「荒スポ」がどんな感じで旅行プランを練っているかを不定期に綴っていこうと思う。時間がある方は付き合ってもらおう。
7年前、香港国際競走を見にシャティン競馬場とマカオにあるタイパ競馬場を訪問したのみである。詳細は「馬旅・キャセイパシフィック香港国際諸競走観戦記
」を閲覧してもらいたい。今回はどこに行こう?未だ香港ドルが手元にあるので再び香港のハッピーバレー競馬場へ行くか?行きやすい韓国のソウル競馬場、プサン競馬場をはしごするか?同じ韓国の済州島在来馬チョランマル(ポニー)で行われているチェジュ競馬場へ行くか?思い切ってアメリカ?イギリス?フランス?オーストラリア?まずは悩みに悩むのである。
行きたいところは山ほどあるが、まずは予算を決めるところから。一年に一回の旅行なら奮発もするが、年に三回は取材をしたい荒スポ編集部。ひとりの予算は10万円が限度と考えた。語学力がなく初めての場所は観光オプションツアーは必須な気がする。その予算も含めての限度額と考えている。当然ながら遊興費は自己負担となるのは仕方がない。なので必然的にアメリカ・ヨーロッパ・オーストラリア等は除外となってしまった。やはりアジア、決してアジアが嫌いなわけではないのだから。
まずは香港を考えてみた。ハッピバレーとシャティンのはしごは予算をオーバーしそうだ。ハッピーバレーだけとも考えたが、香港は前回ほとんど観光しており、時間をもてあましそうな予感もするので見送った。次に韓国。ソウルとプサンのはしごは日程的には可能だと思うが、他の観光がおろそかになりそうな気がする。ソウル単独、プサン単独だと物足りない。旅行期間中2日間開催してくれれば喜んで行くのだが。そしてチェジュは、リゾート感が強く意外と料金が跳ね上がりそうだ。韓国はいつでも行けるという判断で、もうちょっと遠くで考え直してみた。
ふりだしに戻った感は否めない。しかし最近のお気に入りである「トレまるレポーター」涼宮菜月さんのツイートにヒントを見いだした。5年前くらいに一度は計画し、パンフレットまで取り寄せたシンガポールだ。シンガポールで調教ライダーとして活躍している飯塚千裕さんをテレビで取り上げていたらしいのだ。忘れかけていたシャドウゲイト、コスモバルク、そして日本人初の高岡調教師の活躍を思い出し、すぐさまインターネット検索を始めるのであった。
行きたくなったらまずは開催日程を調べてみよう。「競馬国際交流協会
」のホームページで「クランジ競馬場日程
」を検索。せっかく行くなら最低2日間は競馬を楽しみたいと思っていた。そうしたらなんと金曜日のナイター開催と日曜日のデイ開催だった。自然とほくそ笑んだ。週末が絡むのは非常に嬉しい。最悪金曜日昼過ぎに着いて日曜日の夜の便で帰ってくる。日程は、最低金土日月の4日間と決めたのだった。