今日が誕生日、毎年歳を重ねて行くコトに恐れすら感じるがまぁ嬉しいものだ。これから今日はいろんなことをしようと思う。


誕生日が特に嬉しくなかったけど、一つだけよかったと思えるのは―


厄年がやっと終わったってコトだ、24歳にはご注意を…。

昔むかし、海の近くの王国に、双子が住んでいました

男のコと女のコの、双子でした。

その2人の双子は、2人とも「アナベル・リー」という名前でした。

ある時、女のコのアナベル・リーは死んでしまいました。

それからというもの、男のコのアナベル・リーは毎晩、墓の前で眠るようになりました。

淋しく、ならないように。

淋しく、させないように。

毎晩毎晩、静かな墓地で2人は静かに眠りました…。の双子は二人とも「アナベル・リー」という、名前でした。
ある時、女の子のアナベル・リーは、死んでしまいました。
それからというもの、男の子のアナベル・リーは毎晩、墓の前で眠るようになりました。
淋しく、ならないように。
淋しく、させないように。
毎晩毎晩、静かな墓地で、二人は一緒に眠りました。

変な覚醒状態に入ってしまい麻雀をたくさん打った、止まらないのは胸の疼き。なんとなく忘れられるから没頭、けどふと気持ちが切れた瞬間からどうしようもない配牌しか入らなくなった。因果関係は不明、けど何かあるのかもしれないね。

HMVに行き久しぶりにCDを購入、北欧の気鋭のモッズバンドのファースト。懐古主義って言うのかな?60’s大好きです、そんな音、けどオルガンの音が心地いいロックだった。

ゲーセンのロケテストには某女流プロ雀士が来ていた、この方とは以前打ったことがある。教育実習の時のこと、ふと立ち寄った雀荘にゲストで来ていた。その日は遅刻してきたらしいが同卓するとあくびをしながらあがりまくり、トップを取られる。すっかりアツくなって続行したらクラスマッチの準備に今度はオレが遅れてったという話、懐かしいもんだ。そういえばみんな元気なんだろうか?受験ってもうすぐか、頑張って欲しい。

大したコトしてた訳じゃないんだけど睡眠が3時間しか取れなかった、どうしようもない疲労と拭えないざわざわ感。缶ビールを1本飲み終える頃には倒れるように寝てた、明日(今日)は仕事だってのにまた3時間で起きてしまった。連絡の電話(メールで失敗してるため電話をもらうことに)は相変わらずいい加減だった、こんなもんなのかね。

「町田がいいとか言ってたよね?ヘルプ行ってもらえるかな?まだ分からないんだけど。」

だって、まぁ今はある目的があるから何でも聞きますよ。

そういえばさっきの実習の話、今日受験の壮行式みたいなのに来てくれないか?って去年の担任の先生から電話が来た。クラスも変わっただろうに、今更どの面下げて行けばいいんだろう?軽音楽部でアンプを最大でギターをかき鳴らし、隣りの茶道部から怒られた。授業の開始時と終了時では、ネクタイの結び目が10センチは下がってた。「先生」なんて呼ばれるの気恥ずかしい以外の何者でもないんだけど…単純に頑張って欲しいから行ってみようかな?何かプラスになるんなら、それに臆病にはなりたくないから。

寝ようかな?いや危ないかな?シャワーを浴びて考えてみよう、今日って1日はすでにスタート。時間は止まらない…。

なんだかまた再燃してしまったような麻雀熱を冷やすためじゃないけど深夜からやっとバンドメンバーとの会合が実現した、レコーディングも首尾よく終わったらしい。スタジオ・ミュージシャンってあんま馴染みが無い商売だけどいろんなトコ行けて楽しそうだな、そんな気楽な思いを伝えると厳しい言葉が返って来る。そんなこんなの酒席から実況生中継で更新中。

「実際なぁ、音楽で食ってくのって楽やないねんで。楽器上手い奴なんてゴマンとおるし、オレらもいつ食いっぱぐれるか分からん。」

なんて言う、

「あぁ、夢と現実の違いかね?」

と聞くと

「まぁ、そうやな。ただ一つ言えるのは何かしらの新しいアプローチしてる連中って一定の評価はしてええと思う、けどな、どっかの誰かの二番煎じしか出来ん奴らはやる意味ないんちゃうか。まぁ、そんなん先も無いしな。」

らしい。

「最近の音楽ってあんま聴きたいのないんだよね」

と言うと

「商業化のために作られた音楽に聴く価値なんて無いわ、海外で何回も使われたメロディーばっかやし。けどそんな音楽を作るのがオレのメシの種だったりする、まったく因果な商売やな。でもな、音楽をあまりに知らん人たちにも問題はあんねんで、特定の音楽ばっか聴いて分かったような口きく奴が一番嫌いやねん。」

ドキッとするような言葉。プロって難しいな、何の分野でも。

「それよりどうなん?」

「えっ、何が?」

「だから、これや、これ。」

「あぁ、まあまあかな。」

こんな会話が続く、今日は無性に酒が飲みたかったからよかった。そろそろスタジオに行くらしいが大丈夫かな?疲れてる上に鼻声、けど何か表現したくて仕方の無い夜。最高のセッションを最高のメンバーで盛り上げてきたいと思う、ロックンロールの開祖達が墓場から起き出してくるようなメロディーを奏でてきます。

体調は大丈夫なんだろうか?ではよい夢を…。

今日は久しぶりに横浜オールナイト、歳の離れた弟みたいな若者たちと過ごした。彼らのエナジーがオレにどう作用するのかが楽しみだ、自分の荒削りな若さを思い出した。

ボーリングをやっていたがオレは観戦しながらビールを飲んでいた、このスタンスがやはり一番グッとくるみたいだった。

気付けば今年も後一ヶ月か、今年はまず行動ありきだろうといろんなコトをしてみた。いろんな人の世話になったしなぁ、変わってきたのだろうか?

けど思うんだよね、冷たい足を温めるための毛布を分けてくれた人の優しさに答えたいと。温もりにただ甘えてるみたいなのはイヤでさ、なんか与えられるような人になりたいなって強く感じてます。

あぁ、だからさ。今年よ、もう少しだけまだ終わらないでくれないか?いろんな意味で未熟者で、まだまだ変わり足りないからさ…。
メンバーの仕事がカンパケ(終わる)したので打ち上げと敬愛するジョン・レノンの命日を偲ぶパーティーの席で演奏させてもらえることになった、所謂業界人たちの集い。まぁいい機会だから出演してみることに、場所は新宿の某所、車で行ったんだけどあまり馴染みの無い場所だった。

昼には着いて簡単なリハーサルをやった、けどビートルズナンバーというよりいろんなジャンルの音楽を鳴らしてたんだけれども。しかしピアノの曲とかでもバンドアレンジに瞬時に出来るのはやはりすごいと思う、底知れなさを感じた。

それが終わるともう酒を飲むしかない、オレは歌詞を見て復習。意外と忘れてるもんだ、それよりここどこなんだろう?オールナイトだから時間はまだあるんだが外に出て戻れなくなっても困るから結局籠もってた。酔いだけが加速度的に進んでいった。

途中経過は端折ってそろそろ本番、会場を見渡すとあれ?あの人は…某女性ロック・シンガーが来ていた。オレも当然知ってる、新宿系のあの方だ。これはやるしかない、いつも通り右手のブレスレッドにキスをして出て行った。

「…眠らぬ街からコンバンハ、人生飲んだくれのライフドランカーよろしく」

変なアドリブからスタート、1曲目は「I'm only slleping」のバンドヴァージョン。食事や酒を飲んでた人の目がこちらに向くのが分かる、簡単だ、のっけから度肝を抜いてやればいいだけだ。「Happiness is a warm gun」、「Doctor robert」と畳み掛ける、バラバラだった会場に一体感が生まれる。あぁ、今夜はもらった。

「あのコとジョン・レノンに捧ぐ」

「Strawberry fields forever」が始まる、途中で転調が入るアレンジ。イイ歌だ、とてもいい雰囲気の中で歌いきることが出来た。あとは4人で共作した曲をやってラスト。

「不夜城より愛を込めて、バイバイ」

酔っ払った頭でも感じる満足感、納得のステージが出来て本当によかった。終わった後件の方と話す機会があった。

「初めまして、姫と申します。21歳になりました。」

「あれ?年上だと思ってたんですけど」

「やだ、年下ですわ。はい、これプレゼント」

「…どうも、ステージは見ててくれたんですか?」

「勿論、よかったわぁ。それより敬語とかやめてください、はいもう1個ね。聴いてるだけで発情期に入りそうな音楽でしたわ。」

まいった、完全に1枚も2枚も上手だ。

「日記に書いてもいいですかね?」

「やだ、私、はしたないことばっかり言ってるから○○だと思われてもイヤだから名前は伏せてください」

だって、まぁバレたとは思うが。酒も強いし、オレよりヘビースモーカーな彼女は確かにロックを体現してると思う。歌わないと思ってたけどパーティーの終盤、ピアノで1曲披露していた。

「…」

―また、まいった。役者が違う、やっぱり第一線のプロってスゲーわ。。

こうして思い出深い長い夜が終わった、みなさん異常に元気だったけどオレは疲れ果てた頭でジョンに届いたコトを願ったのだった…。

12,8 set list

1、I'm only slleping
2、Happiness is a warm gun
3、Doctor robert
4、Strawberry fields forever
5、冬のサニーデイ
スタジオに行った話、「それよりさぁ、退院したばっかでこんなにムチャしていいの?」と聞くと帰ると言う。

「ビートルズはオノ・ヨーコがいたから解散したんだよ」だって、なるほどね。上手いコト言うじゃない?そこからは時間を感じさせないステージ、ツボを押さえたフレーズの連発。あの映像より上手くなってるといいんだけど、そんなことを思う。けどそんな訳もない、ただ一人オレだけだ。まだこっちにいるらしいからもう一回くらいセッションしたいもんだ、何かを取り戻すために…。

寝たかなと思ってたら電話で起きる、初デートに揺れる某弟から。緊張のあまりもうビールを飲んだらしい。オイオイ、大丈夫かよ?心配だな、引率者たちに連絡を取ってまた家を出た。

勢い勇んで出たはいいが2人は映画を観てる、早く出すぎたなぁと思い仕方なく雀荘へ。年輩の人が同卓してる卓に入れられた、けどあまりに最低だった。大三元のパオ(責任払い)が2回も飛び出した、「しょうがない」と言う、何がしょうがないんだろう?ウンザリしてやめた。

気になる2人は今カフェにいるらしい、合流したナベ@と張り込み。雨の中束の間の探偵物語、なんだ意外とちゃんと話せてるじゃん。杞憂だったか、待機してることにした。

これまた心配してやって来たえつ@も合流していつもの店に、いろんな話に花が咲く。とそこへ、カフェにいるはずの弟から電話、「○○に来たんですよ」だって。えっ、オレらもいるんだけど!?いきなり緊張が走る、けど別に何をするわけでもない。温かく見守るコトにした、引かれるような飲み方しないかを心配してた。

河岸を変えて次は反省会、思ったコトをアドバイスしたけど別にオレも極めてる訳じゃないからなぁ。瓶ビールをラッパ飲みしながら普段あんまり出ない恋愛トーク、新鮮だった。視界の隅がバターのように溶けてきてる、疲れかな?珍しく酔っているみたいだった。

飲み屋でふとすれ違ったオールグリーン(彼女の名前)さん、彼はとてもいいコなんでよろしくお願いします。挨拶も出来なかったけどそんなコトを思いながら久しぶりに泥のように眠ったのだった…。

あぁ、ほとんどノープランで過ごした日中。カフェで煮詰まり過ぎたコーヒーを飲んでた、プライスレス。

オレはホントに待てない人だなぁと思う、人でごった返す横浜西口で久しぶりに人を見たような気がした。着てる服なんかもいろいろで面白い、昔欲しかった服を着てる人がいた、新しい発見だった。

前に入院したと書いたサリーが退院したらしい、さらにオレのバンドメンバーが仕事の関係で帰って来てるから全員集合インミッド・ナイト。現役のスタジオ・ミュージシャンたちの奢り、現在に至る。

なんでも誰かのレコーディングの仕事で戻ってきたらしい、明日も仕事みたいだし。思ったのは酒の飲み方が変わったということ、そのことを言うと「ストレス」らしい。逆に言われたのは「お前は社会人になったら必ず酒乱になるよ」だって、イヤだなぁ。といいつつ止まらないラフロイグ、悪い酒だ。

今パソコンを借りて書いてるんだけど無線ランっていうの?便利だねぇ、ネットも出来るし、DVDも観れる。何を観たって?サリーの「面白いのがあるよ」って作品だ。

おお!オレらの若かりし頃のライブ映像じゃないの!?オフ・ショットも満載でホントに売り物みたいな作品だった。「これ、イチキュッパくらいで売れないかな?」とはオレの言葉、切実な台所事情がある。その中にインタビューみたいなシーンがあった、

「バンド結成の経緯は?」

との問いに

「街でストリート・バスケットしてて出会ったんです」

と答える自分、全員180くらいだからこんなコト言ったんだと思うが世の中舐めてるようで根拠の無い自信に裏づけされた言葉を吐いていた。懐かしい、それで肝心のライブの内容。

おぉ、痩せてる痩せてる。。ギターも今の100倍は上手い、けど歌に夢中になるとギターを弾かなくなる姿が面白かった。みんな若いねぇ、アジテーター(扇動者)としての能力を如何なく発揮してる。いい作品である、けど貸してくれないんだよね。。

これ今からスタジオなのか?今なら誰にも思いつかない万車券
、いやメロディー考えられそうだ。けど今日某弟がデートだから一助を添えようと思ってんだけどなぁ、まぁなんとかするさ。

今日の思い出、プライスレス―

ライブのDVD、1980円…。



胃が悲鳴を上げて起きた朝、寝た気も全然しないが会社に行く用事が出来たからスーツを着る。ステージ衣装だったグレーのモッズ・スーツ、若干キツく感じてしまうのが情けない。要節制、肝に命じた。

ついでだから大学に行く、相も変わらずつまらない。こんな時こそ寝たいのに目が冴える、自分の体質をまた嫌いになった。

会社に行って言われたのは「いつもスーツ着てるよね?」というコト、今期のアイテムが気に入らないんですとは口が裂けても言えない。「紳士服売り場とか向いてるかもね」と言われテンションが上がる、レディース専門店で神経を擦り減らすのならばスーツを売ってたほうがずっと楽だ。どうなるんだろうね?

そういえばスーツを買ってしまった、いや正確には買ってもらったのか。20日に届く、楽しみだ。

友人と待ち合わせ、横浜の雀荘。最近思ったのはオレらは先にやめた奴が待ってるけど周りでそんなコトしてる人っていない、連れ立って訪れるのは珍しいのかもしれなかった。久しぶりに盲牌ミスをして跳満ツモを逃す、まったくイヤんなる。

あまりの空腹につけ麺を食べてあまりの満腹に後悔した後は淡い夢を描いてはまた後悔、神はいないのか?そんな気になった。

ザキに場所を移して魚の群れを探しに行った、火星の常連の安達氏とまた飲んだ。ドラムマニアの全国ランカーの腕前を持つ氏だが人柄がなんともいい、兄貴みたいなオーラを持っている。音楽も詳しいから美味い酒を飲めた、またお願いします。

スーツは出番以外じゃ着ないもんだと思ってたけどそんなコトもない歳と立場、クールなモッズで決めていたいもんだ。アパレルの先輩でワンシーズン先取りした私服でひょうひょうと通勤している先輩、サクちゃんを思った…。

昨晩は遅かったが起こされたのは早い、新幹線に乗った。3時間の車中、陰鬱な気分で考え事をしてた。昨日の2件の電話のせいだ、けど逃げ出すわけにもいかなかった。窓の外は朝だってのに暗い、世界の終わりみたいな色をしてた。

昼過ぎに到着、昨日友人が車をぶつけられて入院したらしい。病院が高田馬場だったから行ってみた、手ぶらもなんだから花でも買ってこうかと思ったら花屋が無いから適当に。いざ病室に行くと花瓶には豪華な花束が、買わなくてよかった。

「やぁ、大変だったね」と言うと意外と軽傷で済んだみたい、不幸中の幸いだ。世話になりっぱなしだからなんかしてあげたいとは思うのだがなんだか車中からずっと気分は黒い宇宙、言葉も出てきやしない。着替えるらしいからそのタイミングで出て来た、お大事に…。

夜に先輩と待ち合わせがあるがまだ時間があった、だから件の雀荘に足を運んだ。「あっ、いらっしゃい!来てくれてありがとう!」いつも明るいマスターが迎えてくれた、ちなみに財布には5千円だけ、3着でギリ、1回もラスを引けない。

今日は残念ながら常連さんの姿は無い、卓を囲んだのはメンバー、日焼けした男性、19歳という若者。日焼けは点数も分からないのに態度がデカい、若者は強打がヒドイ。少し腹が立ってキツイ打ち方で初戦トップ、愛想もへったくれもありはしなかった。強打ってダサいよね、自分が臆病だって言ってるようなもんだ、何にもなりはしない。

1位,2位と来た3回戦目、トップ目の親番でチャンス手が入る。

②②②③③④⑤⑤⑤77東東  東3局 ドラ② ⑤は赤

次のツモが7、④を切る。「あれ?どっち出ても倍満か、東ツモると何点だ?あぁ、四暗刻か」陰鬱な気持ちは抜けない、次巡ツモ山に手を伸ばすと感触はまごうことなき③だった。

「ツモ、16000オール」

驚く程静かに牌を置いた、久しぶりの役満。飛び交うチップ、不思議と高揚は無かった。オレはあんまり役満にご縁が無い、無理して狙わないし3900から満貫で勝負してるから。変に期待しないほうがいいのかもしれない、なんで麻雀だとリアリストなんだろう?自分で可笑しかった。

全員1万点も無い、7700をあがってラスト。点数表示は9万点を越えていた、新記録かもしれなかった。

面子が悪かったのが残念、けど帰り際マスターに「ウチはあんまり学生来ないけどその中で君が一番強かった」の言葉で満足。ありがとうございました…。

戻って来てザキ兄さんと会食、陰鬱な内容を話せる人ってなかなかいない。いつも新しい意見をくれるから好き、話してたらなんだか戻ってくるから不思議だ。感謝してます、ホントにゴチソウ様でした。

帰り際ふと思い出す

「今日役満ってのあがったんだ」

「何それ?」

「まぁ、スゴイんだよ」

そんな会話。無くなってしまえども思いは消えない、あの場所を巣立った一羽のカナリアになろう。忘れない日になった、そこはいつまでも―

恋する思い出の雀荘…。