アメリカで伝説となった捏ねないパンRecipe
2006年New York TimesコラムニストMark Bittmanによって紹介されたSullivan Street Bakery オーナー Jim Lahey のレシピ紹介
彼は、自分のレシピを多くの人に広めてもらうことを目的にレシピを公表しているため、彼の元レシピ、さらにインタビュアーであるMark Bittmanが、レビューなどを参考に後に改稿されたレシピをベーカーズ%と一緒に公開っ。Mark Bittman がオススメするように、強力粉で作る加水80%の彼のレシピの方が、作りやすくモッチリ感あり私は好みです
この捏ねないパンのレシピ、当時何がそんなに衝撃だったのか。
✅ 捏ねる必要なし
✅ 材料を混ぜたら長時間放置するだけ
✅ 高熱耐性・密閉性のある鍋を使うだけで、ベーカリーのオーブン高温・スチーム環境を再現できる
✅ 上記の方法だけで初心者でも簡単に泡が沢山、皮にハリのあるパンが焼ける
New York Times 当時記事にされたJim Lahey氏のオリジナルレシピ
材料
- オールパーパスフラワー(中力粉)または強力粉 3cup(385g) 100%
- 水 1 ⅝ cup(385g) 100%
- インスタントイースト ¼ tsp(0.8g) 0.2%
- 塩 1 ¼ tsp( 6.5g) 1.7%
- 打ち粉:コーンミールまたは小麦ブランなど
New York Times Mark Bittman による捏ねないパンのレシピ
材料
- オールパーパスフラワー(中力粉)または強力粉 430g 100%
- 水 1½ cup(345g) 80%
- インスタントイースト 1g 0.2%
- 塩 8g (お好みで大さじ1まで増量可) 1.8%
- 打ち粉:コーンミールまたは小麦ブランなど
手順は同じなので、まとめて記載します。
- 材料を全て混ぜる。
- 最低でも12時間、理想は18時間一次発酵させる。
- 一次発酵が終わったら、三つに畳んでベンチタイム15分。
- 生地をたたみ直す。キッチンタオルの上にコーンミールまた小麦ブランなど打ち粉をして、生地のつなぎ目を上に、タオルの上におく。さらに生地のうえから同様の粉を振りかける。2時間おいて二次発酵させる。
- 450F/230Cオーブンを、ダッチオーブンと一緒に余熱30分以上する。蓋も一緒に。
- 二次発酵終了後、火傷に気をつけながらダッチオーブンをオーブンから取り出し、生地のつなぎ目が上になるようにして、鍋に入れる。
- 450F/230C蓋をして30分、さらに蓋を外して15-30分焼く。
今回のチーズカンパーニュ
今回は、Mark Bittmanのレシピで強力粉を使い、三分割して、ペッパーをたっぷりかけたグリュイエールチーズ80gを1cm角切りにしたものを均等に分けて、かご発酵させています。発酵かごのサイズは直径13cmのものを3つ使用しています。3つもあるので、オーブンに入れる時間差を埋めるのに、発酵が終わって焼かない2つは冷蔵庫に入れ、焼く20分程前には室温に出してから焼きました。
ダッチオーブンではなく、Lodgeのコンボクッカーを使用しています。浅いフライパンが2つ重なったもので、今後お家でカンパーニュを沢山焼く予定であれば絶対に購入をおすすめします
普段はこのレシピで打ち粉にコーンミールを使い、皮をバリバリにするのが好きですが、今回はチーズを入れるので皮はシンプルにしました。
一次発酵は21℃で約20時間、二次発酵は約2時間かけています。打ち粉は、米粉と強力粉を混ぜたものを使用しました。オーブンは500F/260Cにロッジコンボクッカーと共に予熱し、生地を入れてから蓋をしてオーブン450F/230Cで20分、蓋を外して15分でいい感じに焼きあがりました。
とっても美味しくできました。
いただく直前に、350F/180Cオーブンで4−5分、スライスしてバターを塗った状態で焼くとさらに美味しくなります
トースターをお持ちの方はもちろんそちらでどうぞ。皮のバリっと感がさらに強調されます。
3つできたので、知り合いのお宅にお届けした際に頂いた、お庭に咲く美しい薔薇
色も形も私好みで、眺めているだけでも幸せな気分になります
可愛らしいピンク色が、7年前オーストラリアで描いたフルーツバスケットの時計の器に馴染んでいます。
アメリカ発お役立ち情報満載のブログをこちらでcheck