昭和の硬めのプリンが流行る中、私は滑らかプリン一筋派です。なに派?浮気しない派
プリンを外出先でいただくこともなければ自分で作ったこともなかった私。初めて挑戦し、その見た目の美しさと味の繊細さに感動し、プリンへの探究心が湧いてきました。
そこで、これまでの学びを共有したいと思います。
まず、私の求めるプリンは、
フォルムの美しさと、濃厚・クリーミーで滑らかなものです。
お菓子作りの際に私の原動力となる考え方は、友人へのおもてなしに提供したいと思えるか、日本人以外にも喜んでもらえる味か、の2点です。
そこで、プリンのお花型の可愛さが、プリンを作るきっかけとなり、比較的アメリカ人に好まれる濃厚な、私好みの滑らかなプリンを作りたいと思うようになりました。
お花型プリンの一番の難関は、ご想像通り、
プリンを綺麗にカップから取り出すことです。
これさえできれば、だれでも綺麗なお花プリンが作れます。同じこといってるだけ
ただ、ここが難しいのです。私はアルミプリンカップを使用しています。
プリンを型から出す方法
- カップに無塩バターをたっぷり塗っておく。これ最重要
-
焼けたら、プリンとカップがくっついている縁をトップから優しくスプーンなどで押し剥がす。一周剥がします。
-
お皿に乗せてカップの底を押しながら遠心力を使って、くるっと一周させるのを繰り返す。たまに、上下にも振ってみる。できるだけ優しく!左右に激しく振りすぎると、崩れて出てきます。はい、私やらかしました
-
諦めずに、2、3を繰り返す。
-
諦めようとした頃に出てくるのでとにかく諦めない。
-
最後はカポっという気の抜けるような音と共に出てきます。感動します。
プリンレシピ
数あるプリンレシピの中から、私のお気に入りは、辻口博啓シェフのレシピ。
なぜかというと、辻口シェフのファンだからですおい
実は理由があります。
- レシピの材料の書き方が曖昧でないこと。海外在住としては助かります。アメリカの卵は、ワンサイズ、日本とズレています。特にプリンのような卵の力で固まらせる必要のあるスイーツはこの微妙なズレが失敗を招きます。皆様、日本のMサイズの卵は、アメリカのLサイズです。これも大体ですが
- お菓子作りにパッションがある。プロのレシピにはかならず、”そうする理由”が伴っているので信用できます。
- 同郷 えっ
辻口シェフのクレーム・キャラメルのレシピは、牛乳のみでつくるプリンなのですが、濃厚でクリーミー、アメリカ人のお口にも絶対合う!と思えるのは、全卵にさらに卵黄を追加するからでしょうか。
ちなみに私は、レシピと違い、お花形のプリンカップ を使いたいので、カラメル部分は分量を増やし水を追加、さらに最後に熱湯大さじ1も追加しています。カラメルソース以外はそのままレシピの分量でお花型6個分できます。アルミカップの外寸は、底:直径約4cm、開き口:最大直径約6cm、高さ:約4cmです。
実は、辻口シェフのレシピですが、あのマカロンで有名なLADUREEのレシピ本にのっているプリンレシピにとっても似ています。違うのは、ラデュレの方には、生クリームが牛乳に対して40%入っていること。これは単純なプリンの材料にとっては大きく違うことなのですが。
次回はこっちのレシピで作ってみたいと思います。まだ試したことないんかいっ
美味しいカラメルソースの作り方の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
それでは、プリン好きの方も、これからプリンを作られる方も、そうでない方も、良い週末をお過ごしください。