2025年はあまり本を読めなくて、ざっと読んだ本、途中で放り出した本を含めて49冊だった。
その中で、読んで良かったなというのが9冊あった。
戸部良一・寺本義也・鎌田伸一・杉之尾孝生・村井友秀・野中郁次郎『失敗の本質』(中公文庫)
PDCAサイクルを回せない、PDCAサイクルって何ですか、という場では本書が受容されないと知った。特定の個人に負担がしわ寄せされてしまう。一つの集まりの継続可能性が小さくなる。時間差で数字が表面化するが、既に助っ人は去っている。ChatGPTに質問すると、過去から現在までの事例を具体的に教えてくれた。
オリゲネス『諸原理について』(教文館)
185年ー254年を生きた人の著作がどえらく難しい。
口頭伝承がまだ色濃く残っていた時代だが、カルヴァンはあっさり斬り捨てている。
スピノザ全集を読んでいると、カルヴァンについては書いておらず、カルヴィニストについて迷惑そうに書いている。カルヴァンについての評価を割り引くことにした。
毛内拡『脳を司る「脳」』(ブルーバックス)
脳内の血流を良くすることの意味、脳細胞がどういう物質でできているか、脳神経のネットワークを補強するにはどうするか、やってみるかという気になった。
有限責任監査法人トーマツ『実務解説 新リース会計基準のすべて』(中央経済社)
オペレーティングリースと現行基準での隠れリースが、新リースでは契約内容によりリース取引とされるので、契約を読み直すことになる。
契約書を読み直すのは誰?その人は新リース分かってる?読み落としたら何が起きる?システム?あー、あー、わかりません。
石川九楊『書とはどういう芸術か 増補版』(中公新書)
書は胆力が如実に表現されるので、見た瞬間に理解される。絵であれば左辺、下辺までしっかり描き込まれているかをじっくり読み取ることで分かる。彫刻は分からない。
東博で顔真卿展が開かれたとき、王羲之、褚遂良等の超有名な人の「無」を重ねる映像が流れていて、全員の構造が完全一致していたのはぶひーと驚いた。
自分の書く字は年々壊れている。なんとかしたい。
ザドラ、スティックゴールド『夢を見るとき脳は』(紀伊國屋書店)
脳の仕組みは2時間の覚醒時の情報のインプットに対して、1時間の隔離された休養による情報処理が必要、つまり1日8時間睡眠が必要、という。実際に8時間寝るようにした。お告げかというくらい変わる。
高野麻衣『マンガと音楽の甘い関係』(太田出版)
天使がふわっと触れるようにマンガの中で音楽が降ってくる。
滝口美香 キリスト教美術史
なんか良かった。
坪井貴司『「腸と脳」の科学』
気圧が下がると、天候が荒れると、頭が痛いとか気分が落ち込むというのは知っていた。
さらにその先があって、腸の状態を整えることで、セロトニンから脳を調整するという話。
ヨーグルトは自分に合うものを探すんだそうだ。確かに合う合わないがはっきり分かれた。
海苔といえばこれ
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