thbaske-tさんのブログ -2ページ目

どうも。

いやー暑いね、暑い。
異常気象だと騒ぎ出してから早10数年。正常とは何でしょうか。
平成生まれの我々にとってはよく分からないという、ちょっと悲しい話ですな。

さて、ちょっと気が向いたので過去の映画雑記(そう呼んでいます)をまとめてアップしてみました。あーコレ観た!って人も、観たくなった!って人もいたら教えて下さい~♪

さて、トレーニングします。

これは去年の僕。髪が長い。(そこじゃねぇか)笑
あくまでも裸はスルーします。
とにかくこの頃より、身体太くします。$thbaske-tさんのブログ

『バレット』『プレイ・スビヨンド・ザ・パインズ/宿命』『イノセント・ガーデン』and爆音映画祭

お久しぶりです。書きたいことが溜まっています。相変わらず映画を観ていますが、まとめて文章にしようとなると、文句を言いたい作品と絶賛したいものがせめぎ合って収集がつかなくなる始末です。そんな訳で、今回は良かった(というか良い点のあった)作品いくつかと、6月8日に行ってきた念願の爆音映画祭について書こうと思います。

まず一作目はスタローン×ウォルター・ヒル監督の『バレット』です。これは試写会で観れましたが、良かった。言い方にもよりますがあえて悪い言い方をすれば、古いな古いなオイいつの時代の映画なのヨ。とにかく古い!設定から台詞、展開、撮り方、アクションシーンにいたるまで、古い!しかしこれが、心地良い古さ、つまり古き良き~ってやつなんです。監督がメガホンをとったのは十数年ぶり、それを単に時代遅れの作品で終わらせないのがスゴイ。今じゃバディムービー(通常では不思議な組み合わせのコンビが事件に巻き込まれて奮闘する映画)ってよくつくられるようになったけど、ヒル監督が82年に撮った『48時間』が伝説的。今作でも過去作を踏襲するシーンもちらほら、本来敵対する勢力の二人が手を組んで巨悪に立ち向かっていく、というベタベタド直球ネタ(笑)な訳ですが、結果的にそれが娯楽作として一流の出来になっています。インタビューを読むと撮影期間は約1ヵ月というスピードだそうで、驚き。それから相棒の韓国人の台詞で「俺は日本人じゃねぇ、韓国人だ。間違えんな。」というのがあるのだが、ここは日本人もっと頑張れ!と思ってしまいました。悔しいけれども先日観た『G.Iジョー バック2リベンジ』のイ・ビョンホン(脱ぎ要員)しかり、今作のサン・カンしかり、とにかくアジア人フィールドではは韓国人の独壇場になっています。まぁそれはいいや、主演は御年66歳(!)のシルベスター・スタローン。最凶の殺し屋の彼が相棒を裏切りによって殺され復讐を誓うところから、物語が始まります。というか内容はそれだけの話です。笑 とにかく単純、簡潔、爽快、カッコイイ。悪者のお約束や殺しの美学をしっかりとおさえ、あくまでもストイックに男の戦いを潔く描いています。この潔さがグッとくるんですね。画面から伝わってくる不器用な男、自らの信念だけに従い続ける孤独な姿。バリバリに張った大胸筋、モリモリの上腕筋、バッキバキの広背筋…etc.(笑)これね、本当にスタローンというスターが稀有な存在だと思うのは、この年になって脱いでも断然にカッコイイということ。往年のアクションスターたちが加齢ネタでスクリーンに粘っている哀しい姿を知ってか知らずか、スタローンだけは本当の意味で現役を貫き通しているんですね。シブい。役どころも人の忠告に耳を貸さない頑固オヤジなんだけど、思わずその姿にどこかスタローン本人を重ね合せて見てしまうんです。とにかく、監督の前作や他の80年代のアクション映画を観てる人ならこの心地よい雰囲気を感じることができるはずです。昔の映画に確かにあった部分、しかも懐古主義に溺れる訳でなく、これがオレたちの映画なんだ!というアツい想いを弾丸にこめて(原題はBullet to the Head)観る者にブチ込む今作は、まさに時代の流れを無視するアウトローヒーローの体現(この表現を考えるのに3分を要した笑)なのです。

さて、お次は軽く触れる程度にしておきますが、僕待望のライアン・ゴズリングとブラッドリー・クーパーの今を輝くハリウッドの二大イケメンの共演『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』です。先に言っちゃうとこれは面白くはなかった(笑)。致命的な問題は三部構成の物語とゴズリングファンを泣かせる設定。つまり映画的にはとても良い要素、つまり物語を象徴する松の木々だったり、親子にわたる因果を描くショット、長回し、ダメな男たち…があるにも関わらず…(笑)。心から褒めるとしたら、やっぱりゴズリングはカッコ良かった、だけですね。前半部分の去年の傑作『ドライヴ』を彷彿とさせる人の道の外しっぷり(笑)と最近の駄作(ゴメンなさい笑)の『ジャッキー・コーガン』出演の俳優レイ・リオッタとベン・メンデルソーンの名演は良かった。とにかく文句無しにカッコイイ。こればっか言いますが、事実なんです。なんで、もし時間があればカッコイイ前半部分だけでも観ていただきたいですが、決して個人的にオススメできる作品ではありません。好みもあるので悪しからず。

パク・チャヌク監督の『イノセント・ガーデン』、これは良かった。あの『オールドボーイ』の監督のハリウッド一作目になる今作では、主演にミア・ワシコウスカ(非常に覚えづらい笑)を迎え、ニコール・キッドマンにマシュー・グードがしっかり脇を固めます。俳優陣の演技もさることながら、その独特の演出もキャストと相まって素晴らしく際立っています。目のクロースアップ、食事シーン、故意に説明を排したインサート、斜めのショット、昆虫…その他諸々の緊張感を高めるある種の不気味で執拗な演出によって、パク・チャヌクワールドを完璧に映し出しています。先述した『バレット』とはまた異なる殺しの美学があります。9割仏頂面のワシコウスカとドスケベなキッドマン、そして何と言っても俺様感にじみ出るマシューが個人的に今作のベストアクターですね。ザック・スナイダー監督のアメコミ傑作『ウォッチメン』でオジマンディアスを演じていた時も印象的でしたが、存在感は相変わらずなので未見の方は是非。

さあ、最後は吉祥寺バウスシアターで開催されていた爆音映画祭について。運良く最終日のオールナイト上映に行けました。劇場にはレザーフェイスさん(笑)が。映画好きの人たちの熱気が良かったですねぇ。さて、このご時勢に3本立てで「こんなアメリカはいやだ!」特集。一本目はオリヴァー・ストーン監督、タランティーノ原案の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(94年)。勿論DVDでは観たことがありましたが、爆音の迫力はものすごかった。ちなみにこの映画祭で使用されている音響機材は勿論通常とは違います。「~爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、 音楽ライヴ用の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで 上げ大音響の中で映画を見・聴く試みです。もちろん「爆音」とは言っても音を大きくするだけではありません。 その映画にとって最適な音とは何か、その音があることによって映画が違って 見えてくるそれぞれの映画における音の核心はどこにあるのか? そんな映画におけるベストな音の探求こそ、爆音上映の醍醐味です。 映画にとっての最良の音、最適な音が爆音映画祭にはあります。」<爆音映画祭のHPより転載>てな訳でとにかく、それはそれは音がデカい。笑 この作品で暴れまくるウディ・ハレルソンは有名ですが、個人的には若かりしダウニー.Jr、もっと言えば血気盛んな(?)トミー・リー・ジョーンズがめちゃくちゃイイ。とにかく激昂して唾をまき散らしながら早口でまくし立てる鬼の形相は爆笑モノ。あとは選曲センスもタマラン。まぁトリップムービーです。
二本目はジェニファー・ローレンスの出世作になった『ウィンターズ・ボーン』(10年)。比較的新しい作品で、未見だったのだが良かった。ただこの三本の中では極めて真面目(笑)な作風で、シリアスで陰鬱な雰囲気が覆い尽くすまさにアメリカの暗部という感じがするものでした。ラストのチェーンソーがね…。
さて三本目は言わずと知れたホラー・スプラッターの伝説的作品の続編、トビー・フーパー監督の『悪魔のいけにえ2』(86年)。一作目をつい最近観て、衝撃を受けてまさか続編を劇場で観れるなんて思ってもいなかったので、感動しました。感動…ここで勘違いを避ける為に断っておきますが、今作は決してフツーの作品では無いです。むしろ200%狂っています。笑 恐らく映画史上これ以上にカオスな作品というのはそう存在しないのではないかと思います。しかしそれが素晴らしい、それこそがこの映画の存在意義であり、最も本質的な価値を見出すべき点だと信じています。詳しくは文章に書けませんが、ともかくいかに狂っているかはその目でお確かめください、としか言えません。笑

さて、今回はなかなか多くの作品をご紹介できたのではないでしょうか。昨日、今日と『リアル 完全なる首長竜の日』『華麗なるギャツビー』をたて続けに鑑賞してきましたが、前者に関しては題名を『大怪獣モリオの逆襲』に変えるなら許してやろう、というレベルで(要は目も当てられなかった笑)後者の方はなかなか良かったです。黒沢清には期待していたんだけどなぁ…。邦画は今年はまだ『探偵はBARにいる2』がベスト。観てないだけかもしれませんが、とにかくもっと頑張って欲しいものです。最近すっかりオタク化してきた僕の映画好き具合にも呆れながらも(笑)ここまで読みづらい文章にお付き合いいただき感謝。ありがとうございます。では、また。

『世界にひとつのプレイブック』

お待ちかね!映画雑記のコーナー!(ツッコミは各自、心の中でお願いします。笑)
今回ご紹介するのは『世界にひとつのプレイブック』。今回大作揃いのアカデミーで、主要5部門、全8部門にノミネートされて話題になりました。結局ジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞。恥ずかしながら彼女の代表作とも言える『ウィンターズ・ボーン』まだ観てないんですが、演技には定評があるまだ22歳です。観たやつと言えば『X-MENファースト・ジェネレーション』『ハンガーゲーム』。前者は文句なしの傑作だったんですが問題は後者の方。退屈極まりない内容と呆れる演出の連続で白旗を上げた覚えがあります。まぁそんなことは置いておいて、今作での彼女は素晴らしいです。何がって?そりゃおっぱいでしょう。冗談です。(笑)いや、でも監督は間違いなく狙って露出させただろ!って衣装でしたからね、その感想はあるでは意味正しいと思います。うん、素晴らしく魅力的な身体です。さて同じく主演としてノミネートされていた、ブラッドリー・クーパー。まぁカッコイイ!去年から僕のイチオシ俳優です。と言ってもなかなか作品に恵まれない(?)方で、『ハングオーバー!』で売れてからもイマイチぱっとしないキャリアのイメージ。いい男なんだけどねぇ…そうそう、去年『リミットレス』ではデ・ニーロと共演して、今作では親子としてのキャスティングでした。ちなみに『リミットレス』はヤバイ薬でヤバイことに巻き込まれていく(なんじゃその説明は笑)話なんだけど、話は面白いし結構良かった。オチが甘かったのが残念だけど。とにかくそんな感じで、顔はイイんだけど…みたいな代表格になってしまっていたのがブラッドリー・クーパーです。ところが今作ではそんな彼が一転、難しい役を熱演しています。奥さんが浮気していて目の前で同僚に寝取られて離婚、そのショックから心を病んで精神病院に、彼が退院したところから話は始まります。主人公のこの男、家庭も仕事も失って両親の家に暮らしながら元奥さんに固執しています。そんな時出会ったのがヒロイン、ジェニファー・ローレンス演じる若くして未亡人となった、こちらも問題アリの女性。こんなに綺麗な女性に誘われてるのに(初対面でファックしない?)ずーっと前の奥さんの事しか頭に無い男、お前ゲイか! そんなブッ飛んだ者同士と、これまたクセのある家族や友人を巻き込んだドタバタ劇。ただのコメディかと思いきや、これが素晴らしい展開を見せるんですね。流石ノミネートされまくってるだけあります。男は女とダンスを通じて何かを見出し始め、女は惹かれながらも問題と向き合っていく。元妻を忘れられないのではなく、過去を受け入れられないことに気付かされた男は…そしてクライマックスに向かうにつれて周囲の人間にも何やら変化が…、とこの辺にしとかないとネタバレしちゃいますね。とにかく素晴らしい。正直、僕は結構泣いてしまいました。これは歳のせいなのか、最近やたら映画で涙することが増えた事に戸惑い、恥ながら、自己嫌悪に陥ります。(笑)昔も今も、泣ける映画!みたいなのが大嫌いな人間なんですが、こればかりはどうしようもありません。観終わって思うのが、あれ?これってShall we ダンス??って感じもありました。まぁShall we~も周防監督の名作ですからね。あ、監督と言えば『世界にひとつのプレイブック』監督はデヴィット・O・ラッセルです。最近だとマーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベールのボクサー映画『ザ・ファイター』を撮った人ですね。去年だか一昨年のアカデミーでも受賞してました。これも良かった記憶があります。プレイブックと似てるなぁと思ったのが、問題のある家族に振り回される人と、その周囲を巻き込んで上昇していく様子。クライマックスまで問題山積みで、大丈夫かよこれ?って感じで進みながら、若干ご都合主義的なエンディングに向かっていく…ただここで重要なのは、その展開に違和感を感じさせない盛り上がりと脚本がしっかりある、という事。映画の力強さって、いわゆる「ナイナイ~!」をねじ伏せる演出とか、ストーリーテリングに見えると思うんですね。それは例えば初対面の時のカメラの撮り方だったり、デートでシリアルを食う感じだったり、絶妙なタイミングの脇役(クリス・タッカーやジャッキー・ウィーヴァーがイイ!)のセリフだったり、ムードに合わせた選曲だったり、はたまたおっぱいを強調する衣装(笑)だったり、実に様々な要素が組み合わさって、積み重なって成立する事なんです。コメディの中に見え隠れする真剣なテーマ。陳腐な言い方をすれば、まさに笑って泣けてしまう作品なんです。それにしても寝取られちゃうシーンなんか去年の『ベルフラワー』じゃないけどフラッシュバックする感じは何とも生々しく痛ましい、他人事じゃないぞ、ってあまり深掘りはしませんが(笑)
そんな訳で、すごーく良い作品です!是非劇場でご覧になってください!きっとレミゼより泣けると思います、個人的には(笑)。では、また。