一週間の出張仕事帰りにだいまおーのところで打ち上げ宴会をしてもらった。

で、いつもの如く帰りがけに薪を積んでいて、その重さにどんどんオシリが下がって行くマンギョンボンゴ号を見て思った。

齢18年経って今だこんな使い方に耐えているこの車は、自動車税も重量税も新しい車より高くなってしまっている。
「古い構造の車は環境に負担を掛けるから」
と言うのが理由らしい。





かたやハイブリッド車は燃費が良く排ガスもクリーンなので当面税金が安いのは周知の通りだ。

しかし、環境に優しいのは車がユーザーの手に渡ってから、しかも新車後数年のハナシであるとどれだけのオーナーが理解しているのか。

新車を作っている自動車工場が、原発が停まり電気が足りず輪番操業している状況で、環境に負担を掛けていたのは古い車ばかりと言えるのだろうか。

プリウスのデビューは10余年前だ。
「21世紀に間に合いました」
ってアトムとお茶の水博士が言ってたっけ。

その初代プリウスは、生産に費やした膨大なエネルギーをその低燃費で補う事はできたのだろうか。
だんだんと古さを露呈し始めたそのエコカーを、修理しつつ乗り続けている人はどのくらいいるのだろう。


エコと言う言葉はもう何年も前に死んでしまったと思っている。
元々重さが無く空虚なそれは、政策に使い倒され磨り減って少しの鈍艶を放つ事も無く、ただ小さく軽くなっていったのだ。



マンギョンボンゴ号のメーターは24万キロを超えた。
実走ではさらに2万キロぐらい走っているだろう。

フロントスイングアームのガタがひどく、このままでは次の車検は無理だろう。
工具が入らずとても面倒な足廻りのオーバーホールが必須だが、それより気になっているのは大よそ10万~20万キロでブローすると言われている脆弱なR2型エンジン。

車屋に出す気はないから修理して乗り続けるのも、捨ててしまうのも自分次第だ。



夏も薪で煮炊きすることにした。
高いLPGを使わなくて良いし、軒下調理だから家の中が暑くならない。
夏の虫やりにも一役買ってもらっているし、何より楽しい。
そういえば焼肉をするにも、この薪ストーブのお陰で海の向こうの遥か彼方からやって来る炭を使わなくなった。

そんな生活を続ける為に、やはりまだマンギョンボンゴに頑張ってもらいたい。


地震は多くの物を奪い去って行ったが、大事な事に気付かせてくれた。