こんばんは。
ピエールの宴、作品ご紹介の記事も17回目になりました。
皆さんたくさんの作品でイベントを盛り上げてくださり、
また、作品での参加はしなくても読者として盛り上げてくださり、
本当に感謝しております。
ただ、ひとつ残念に思うことは
前回の記事で、
誰ひとり、僕にカメラのアドバイスをくれないことです(´;ω;`)
ウソです、すいません。笑
自分でなんとかします。
(´;ω;`)
しつこい。笑
ではでは、官能作家さまの新作ご紹介。
今回は、まだ僕が訪問できていない作品は除いております。
昨日の夕方ごろから今日にかけて、
仕事がちょっと立て込んでしまい、なかなか訪問ができませんでした。
相すみません。
最初はThomasさんの新作から。
二作あります。
Thomasさんといえば、退廃的な描写が妙にかっこいい作品。
ですが、この「鬼」という作品は
かっこよさはそのままに、退廃がある種の生に対する執着へと
変貌を遂げています。
全てを擲つようにして相手を強く、深く求める様は
生きてこそ得られる快楽への依存でもあり、
快楽への依存とはつまり、生への依存ともいえるのだと思います。
堕ちていく二人には、
生も死もない世界が広がっているかもしれません。
それでもやはり、
快楽とは生によってもたらされる甘い誘惑なのだと思うのです。
この作品を読んで、そんなことを考えさせられました。
そのことを示唆しているのが、
このKorganFreemanの名言です。
官能に従うことも、快楽や恍惚を得られるのも
全ては生が前提となってこそなのです。
え?
KorganFreemanが、どうかしましたか??
あの、あれですよ。
有名なハリウッドの…
交喙さんの新作ですが、これはまた凄い…。
何気ない日常で起こった一つのシーンで、
これほど官能的なサディスティックを描いている作品は
なかなか見られないのではないでしょうか。
普段は大抵のことをそつなくこなすような人が、
思わぬことでうまく対処できずにいるのを目撃したとき。
人は、禁忌と自覚しながらもその感情の芽生えを
認めずにはいられないのでしょう。
>熟れた果実の うらがわは
もちこたえられずに 糜爛している
心のバランスを崩すまいとする情感が、
これ以上はない、というほど上手に表現されています。
この自覚と葛藤が官能的なのです。
いやー…。
こちら、まだ読んでいない方はぜひ!
お勧めいたします。
交喙さんの最新作がこちら。
こちらは切ない。
抗うことができなかった、人としての弱さを
大人の女性が持つ経験と、寛容さと狡さでもって
淡々と綴られています。
僕はそういう印象を持ちました。
ただ、読み手によっては全然違う解釈になるかもしれない。
そこはぜひ、確かめてみてください。
❀髪洗ふ❀「ピエールの宴」
ピエールにとうとう、野乃さんが参加してくださいました。
多くの皆さまがご存知の、
詩の世界では大御所に位置されるお一人です。
投稿いただいた作品を読んでも、
そのお人柄が伺えます。
女性に対し、偽りのない敬意を払っていらっしゃる。
羽は、この作品における女性の幸福の象徴。
浮遊する女性は、愛する男性にとっての幸福の象徴です。
つまり男性諸君は、
傍にいる女性に羽を生えさせる、という
回避できないミッションが課せられているのです。
はい、僕にはそういう女性がいないので
こうやって好き勝手言っていられます。笑
あー寂しい。
こちらは初参加をいただいたPEACEさんの作品です。
ショートショートの形式になっていますが、
題材は実話が基になっているそうです。
あるバーで繰り広げられる女性三人組のやりとりを、
口をはさむ店のママと、傍らで何気なく聞いている主人公の思いとで
温かく展開させています。
最後、面白い展開になって話は終わりますが、
女性同士の開けっ広げな会話をこちらも盗み聞きしているような
妙にそそる気分で読み進めました。
さて、
この辺りからピエール随一のエロ作品が登場いたします。笑
amebaでの直接投稿は難しいだろうと、
FC2ブログを使って作品を公開していただいた紫水さん。
三話構成のストーリー、もう読んだ人が多いと思いますが
読んでいなかった方はぜひリンク先を訪問してみてください。
ストーリーとしては、もう完全にAVの世界。笑
だけど、こうやって文章で綴られると
AVよりもずっと興奮度が増す不思議。笑笑
少しずつ衣服を脱いでいくお姉さんの気持ちの変化や、
義弟が獣に変わっていく様子が官能的。
というかエロすぎる。笑
夜でないと読めない内容の作品を
朝7時に投稿し続けた、挑発的な作品です。
その術中にはまった僕は、いつも日中に読んでしまうのでした。笑
真面目でお堅いカメラマン、という看板が地に堕ちた夏夫さん。笑
夜にポツポツと投稿される、実に際どい写真と
それにまつわる裏話などを公開してくれる記事には、
いつしか「夏夫のナイショ話」というタイトルがつくようになりました。
今回の記事は体験談ではないのですが、
コタツの中で何やら致している様子が想像できてまたエロい。笑
そうそう、コタツの中ってなんかエロいんですよね^ ^
はい、エロの真打ち登場です。笑
いや真打ちどころの騒ぎじゃないな。
この記事、官能劇場なんてタイトルついていますが、
まさにその通り!! 笑
なぜかってこの作品、
どうしてもエロにばかり目がいきがちですが
実はシナリオがすごく凝ってる。
引き込まれるんです、ストーリーに。
エロだから、というだけじゃない力が備わっているのです。
でもエロいけど。笑
エロいし、シナリオに力はあるしで、
僕はなるべくよしみちゃんの作品は、
午前中から見ないようにしています。
なぜって、その日がまるまるよしみちゃんに持っていかれるから。
はい、ここまで褒め殺したので
最後に言っておきます。
写真はずばり、バカヤロウです。笑笑
僕はよく分かりました。
よしみちゃん、あなたはエロの権化です。
これからは観音様にちなんで、官能さまと呼ばせていただきます。笑
そんなエロ大将たちとの共演を心から望んでいると仰るのが
ameba最高峰の詩人とも称される円香さんです。
僕が、夜の変態たちと一緒の記事で紹介することを伝えると
円香さんは実に詩人さんらしい受け答えで、実は喜んでおりました。
その嬉し恥ずかしなコメントを読んで、僕は確信したのです。
円香さんは、Mだと。笑
そんな幼気な詩人さんを、ちょっとエッチにいたずらしてみたい。
これは多くの男性による総意だと、僕は勝手に決めつけております。笑
もし、「円香さんを性的にいじめてみたい人」という募集記事を出したら
おそらく8万いいね!はつくことでしょう。笑
もうお一方、エロ大将がいるのを忘れていました。笑
イベントの取締役顧問を務めていただいている旭さんの作品です。
常々思っていることですが、
旭さんの妄想力表現力も素晴らしいレベルにあります。
こんなに耽美的な言葉が並ぶのに、
どうして全体がサラサーティのようにサラッとしているのでしょう。
まあ、使ったことはないですが。笑
飴玉を無理やり口に押し込む。
この行為って、ちょっとサディズムというかそんな匂いがしませんか?
飴って簡単には噛み砕けないから、
一定時間、口の中を支配するわけですよ。その味とともに。
普段、自分で飴を口にするときには考えないような行為や心情を
このサラサーティな表現力で綴られると、
ああ、やっぱり旭さんはエロ大将なんだなと納得せざるを得ないのです。笑
秋美さんの官能自画像コレクション、
前回のご紹介時から、セピア色を意識した作品が登場し始めました。
こちらの両記事も同じ色調でありながら、
ポーズや表情に変化が表れてきて見入ってしまいました。
こちらは、姉妹のように仲睦まじい二人を描いた作品。
白黒スケッチでも、その穏やかな雰囲気は十分に伝わってきますが
セピア色が入ることで、より柔らかさと繊細なラインが生きてきました。
それにしても、画力がいつも素晴らしい。
いじょう幸福感さんの二作品をご紹介します。
「栗鼠」、これはいじょこさん流のエロ全開ワールド。
エロくて、儚い。
エロくて、寂しい。
ある種グロさも感じる表現がありながら、
得も言われぬ情緒のせいで、詩的な作品として高次元に成立している。
そういうところに、いじょこさんの文才を感じます。
こちらは少し違った切り口で興味深い作品。
ある女性の、ひとりごとのような文言が続いていくのですが
要領の得ないところや、関西人らしいユニークな発想、
自分の考えに自分でツッコミを入れるところは、
釣られて笑ってしまうのに
>って私あの人の一軍では無い
こういう寂しい言葉が急に現れることで、
全体をキュッと締めているのです。
流石のいじょこワールド。脱帽です。
今回のラストは、
最近個人的にも熱を上げている吟遊詩人さんです。
累ねし櫻貝
イベントを楽しんでいただいている読者の方々に
最も人気のあるお一人が理沙さんです。
作品の特徴はシャープで、
ともすれば毒を飲まされるような危うさが漂うのに
一方では、等身大で語りかけてくれる優しさ、人懐っこさもある。
鎖骨にかかりし擾髪 #ピエールの宴
そして極めつけは、
突然ズボンの真ん中がビリッと裂けてしまって
お尻全開になってしまったという恥ずかしい出来事を
惜しみなく公開してくれるというエロさ寛大さ。