預かりボランティアを始めて早?年。

ずいぶん沢山の子が我が家で休憩し、新しい家族に迎えられました。

どの子もみんなやさしい里親さんに迎えられ、いまだに近況をご連絡

くださいます。

私がまた次の子を預かれるのも、みんなやさしい里親さんのおかげだと

感謝の気持ちで一杯です。


その数年で、同じ活動をしているボランティアさんとも沢山お話ししました。

それぞれ犬を助けるという目的は同じでも、本当にさまざまな考え方、

方法があるのも知りました。

その中で悩むこともありましたが、私は私が助けられる子を1匹づつでいいから

確実に幸せにしていこうと決めて今があります。


あるトイプーのレスキューで知り合った、若いボランティアさんのブログで

見つけたお話。

世の中にこれだけ沢山の人がいて、ボラさんといえども考え方・方法が違って

当然です。ボラ経験の長い人、まだ関わったばかりの人、さまざまいるし・・。

でも・・・この気持ちだけはみーーんな同じなんだと思ってしまいました。

転載の許可をありがとうございます!


親子2匹で迎えてくださる里親さんを探してるワンコについてのお話しです。

とてもかわいいダップーママとベビーです。



さて先日お伝えしたミックスの子とママのお話をします。

今の里親の現状を知る上で大事な事です。

飼い主さん宅Tさんはとてもわんこが好きで、現在老犬の介護に追われています。

ミックスのママは3年前にこちらで生まれ、4頭の兄弟と共に里親募集にて無事

やさしい家族に引き取られました。

が、今年の真冬飼育放棄をされているのに気がつき引き上げてきました。

先住犬と合わないとの理由で真冬の寒空にベランダに放置され、やせ細っていたそうです。

こんな状態になってるとは思わず、幸せに暮らしていると思っていたのに。。。。

すぐに引き取りましたが、要介護の子2頭が居た為、実家で預かってもらっていたそうです。

しばらくして、やっと太ってきたと思ったら、なんと妊娠発覚

譲渡契約の時、避妊をする事が前提で、しかも確認して確かに避妊したと言っていたのに

うそだったんです。

すっかり避妊が済んでると思っていたので、♂でも大丈夫と一緒にしていたそうです。

そしてまもなく出産し沢山あかちゃんが産まれました。

でも、1頭障害のある子が産まれてしまったので、その子以外里親募集して、

もらってもらったのに、鳴いて住宅街で飼えないと帰って来てしまったそうです。

ママは飼育放棄の上、やせ細り、幸せとは程遠い状態で帰ってきて

赤ちゃんはママを恋しくて呼んで鳴いて鳴いて。。。飼えないと帰ってきてしまった。

私たち里子を出す方は生涯守り抜くと約束してくれたから、譲渡するんです。

幸せになって貰いたくて、泣く泣く人手に渡すんです。

我が子のように可愛がってる子を、毎回身を切られる思いで託すんです。

守って下さい。

譲渡契約とは、こんな不幸を無くす為にあるんです。

ただの紙切れではないんです。

里子たちを守る為の法律がないから、自ら作って契約してもらう事で信用するんです。

こちらも慎重に選びます。が見抜けないとこんな不幸が起きてしまう。

そして、自分を責め、不幸な目にあった子たちに申し訳ない気持ちでいっぱいになっていても

また里親募集をかけなくてはいけなくなってしまう。

今度こそ、本当の家族にめぐり合えますように。

傷ついた心を優しく包んでくれる家族に会えますように