おはようございます。
お元気さんで! (^O^)
私たちの身の回りの製品や、目にする製品で、 「こんなモノ・・・・、使わないよなぁー」 というモノ、けっこうありますよねー。
例えばそれが、ごく限られたすごくニッチな人たちにとても重宝がられているものなら、それはそれでいいのですが、その可能性すら感じさせないものもあったりします。
読者のあなたが 「あー、あー、ある、ある。 それ!」 と納得しやすいものとしては、“モノ" ではありませんが、テレビのリモコンや携帯電話に付いている機能で、「これはぁー・・・・使わないよなぁー」 という機能。
うがった推測ではありますが、造り手側が 「この機能も付けておいたら、謳える機能が一つ増えるし、いいなじゃねぇー」 ・ 「これも付けておいたら、何かの時に便利だろ・・・」 的な発想で付けたのではないかと思われたりします。
こういうミスマッチ、なぜ起こるのでしょうか?
理由は簡単ですよね。
造り手が消費者の “行動" を
しっかり理解していない
そして、
消費者側の視線から
アプローチした思考ではなく、
あくまで “造り手目線" が
優先される形で
モノづくりが進められている
から、ですよね。
逆に言えば、この理由の “逆張り" 的思考をすれば、それだけ消費者の購入マインドの真ん中にヒットしやすい開発が行える、という事も言えます。
そこで、今回お伝えしたいポイントがこれです。
商品・サービス開発の勘所、それは、
『「誰」 に、
どんな 「価値」 を売るか』
という事。
とどのつまり、この一言に収まる、と!
これを、できるだけ絞り込むような形で考えていけば、ヒット率の高い商品・サービスが生まれます。
そう、この言葉の中の 「誰」 と 「価値」 は絞り込まないと、全然 “ボヤけた" 商品・サービスになってしまいます。
例えば、あなたがアイスクリームを売りたいとして、簡単な話、 「誰」 を 「広く大衆」 とすると、 「価値」 は “広く万人" をカバーできるものにしないといけないため、その打ち出しは 「万人受けする美味しい甘さ」 ぐらいになります。
これを先ほどの一文タイプに当てはめると、
「広く大衆に喜んでいただける美味しい甘さをお届けする」
となります。
対して、 「誰」 を絞り、例えば 「65歳のおばあちゃん」 とすると、次の 「価値」 はおのずとこの層にヒットさせるためのものを用意しないといけない、というのが見えてきます。
例えば 「乳脂肪分25%カット」 とか 「甘さ控えめ」 とか 「大人の上品な甘さ」 とかが出てきますでしょうか。
そして、同様に一文タイプに当てはめてみると、
「65歳の女性に、大人の上品な甘さをお届けする」
となります。
で、これらをコンセプトにして商品を作ろうとすると、
“広く大衆" の方は・・・・・どうです? とても、考えがまとめにくい、と言うか、“これっ!" とズバッと言える自信があるものができない、というのが本音ではないでしょうか。
対して、“65歳女性" の方は、考え方がまとめやすく、絞り込んだターゲットにグサッと突き刺さる商品やPRができる、というイメージがとても鮮明にできたのではないかと思います。
「絞り込み」 でちょっと余談になりましたが、とにかく、今日お伝えしたいこの一点!
『「誰」 に、
どんな 「価値」 を売るか』
この言葉、一言だけです。
シンプルに、これに集中して考えれば、的ハズレにならない、消費者にも喜んで受け入れられる商品やサービスがおのずと生まれます。
今日は、この一点だけ、とにかく覚えていただければ幸いです。
それでは、今日はこの辺で。
あなたにとって、良い一日を!!!
『「誰」 に、どんな 「価値」 を売るか』