おはようございます。
お元気さんで! (^O^)
当ブログで折りにふれお伝えしている事の一つに、
「伝える」 だけでは不充分、
「伝わる」 が果たせられてこそ目的完遂
というのがあります。
実際に “伝わる" ようにするという事は、実はとても大変な事で、私自身も正直、度々四苦八苦する事ではあります。
「伝える」 だけだと、こちら側から一方的に発信して 「あとは知らないよ」 で済むんですが、「伝わる」 を実現しようとすると、相手の状況に合わせてこちら側で一定の工夫を凝らしながらの作業が必要となります。
額だけではなく脳ミソにも汗をかきながら、時には相手を “赤ん坊" のごとく捉えながら、 “伝わる" ように伝える作業をしていかなくてはいけません。
で、・・・・
今、この本を読んでいるんですが、
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こちらに、 “伝わる" ようにする能力をみがくための、とても面白く興味深いビジネストレーニング方法が紹介されていたので、読者のあなたにもご紹介したいと思います。
方法は至ってシンプルなんですが、これです。
「西暦1700年の人に
〇〇を説明してください」
というものです。
例えば 「エアコン」 を説明しようとすると・・・・・
「その機械は、一定の大きさの空間を
常に快適な温度で保てる機能を持っている。
姿は四角い長方体のものが多く、
側面の下の方に開けてある口から
一定に保たれた温度の風を出して
その周りの空間の温度を保つ仕掛けだ。
素材は、石油という、古代の生物が朽ちてできた
油を触媒に通して精製してできた硬いものが
使われており・・・・」
あーーー、正直、めんどくさい・・・・・・です。。。
と、ご紹介している者がこんな事を言ってては申し訳ありませんが、言うなれば、それほど大変な作業だという事です。
上の 「エアコン」 の説明でもお解りの通り、
西暦1700年の時代って、概念が今と全く違うと考えなくてはいけませんよね。
「プラスチック」という素材を何て説明するか?
「電気」というエネルギーはどう説明するか?
中の機械の仕組みはどう説明する?
まぁ、本当に大変だと思います。
自分でもちょっとやってみましたが、正直、完璧に答えようとするのはかなり至難の業かと思います。
でも、ここで修得して欲しいのは、
「完璧な答えを導き出そうとする事」
ではなく、
「西暦1700年の人に
解ってもらおうと思う
マインドを持つ事」
の方です。
1700年の人にしっかり伝えようと思うと、一つ一つ理解してもらえるように丁寧に説明しなくてはいけません。
そういうマインドを持っての、ふだんの仕事で必要になる説明、特にそれが消費者向けのものを作ったとしたなら、それはかなり高いレベルの 「伝わり度」 を持ったものになる
という事です。
そのためのトレーニング方法という訳です。
よろしければ、例題を挙げ、一度ちょっとやってみてください。
もし、今すぐに作らなければいけない説明文があるのなら、そこにこの手法をはめ込んでみてください。
そして、ちゃんと現代にも使える言葉(「電気」、「プラスチック」など)はそれに置き換えて、で、文章を仕上げてみてください。
おそらく、これまでとは違う、“伝わる" 文章になっているのでないかと思います。
そして、そういう手法に挑むあなたの姿勢が今後も “伝わる" 文章を作り上げるかと思います。
それでは、今日はこの辺で。
あなたにとって、良い一日を!!!